ブラック企業の生きる道 - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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ブラック企業の生きる道

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ブラック企業という言葉自体は以前からあるものの、ここ最近は顕著に存在感を示してきた感があります。労災事故が起こった際、或いは新卒の採用活動などが注目されるケースも要因だろうとおもいますが、昨年「ブラック企業大賞」なるものが創設されたことが大きな一因となったことはいうまでもないでしょう。


このブラック企業大賞は、作家や弁護士、大学教授などらで構成するブラック企業大賞企画委員会で運営され、毎年労災事故などを起こした企業をノミネートし、Webで一般投票された結果なども反映して大賞や市民賞、ありえないで賞などを選定し結果を公表しています。


これらの結果に対して、情報の少なさや選定方法という点で信憑性を疑問視せざるを得ない部分はあるかと思いますが、Web上で公開されているため、大賞に選ばれなくとも一度ノミネートされただけでも企業が受けるダメージは計り知れません。


しかし特徴的なのは、私もよく調べたわけではありませんが、選ばれた企業は「完全否定」か「完全黙秘」という対応のようです。


就業実態は解りませんが、このことを見る限りでは、完全にブラック企業であることを黙認している様にしか思えません。


もし違うのであれば、単に完全否定ではなく認められるところは認め、違うところは否定する。憶測等が酷ければ名誉毀損などと出るところに出ることも検討する必要もあるでしょう。


そして大事なのは、認めた事項に対し、徹底的に改善を施し発信していくことだろうと思います。

できたらその話には触れたくないという気持ちも分かりますが、取材を待つのではなく、こちらから積極的に発信していくことでブラック企業という印象はなくなります。

逆に言えば、情報を開示しない、ろくなマスコミ対応をしないということもブラック企業の要素と言えるのではないでしょうか。



私は大きな広報素材が会った際に、事前に小ネタを発信することで発信者に対してメディアからの注目を集めた上で大きな広報素材を発表し、発表後もできる限り発信が続く様に心がけています。やはり大花火を上げただけでは単なる一発屋で終わってしまうことが多く、前後策も含めてお膳立てをしていかなければ効果が出にくいと考えています。


と考えると、切り口は悪いモノの、既に注目を浴びている状況をプラスと捉え、積極的に改善策を打出せば良いのではないでしょうか?


ただ単に避けて通れる時代ではなくなってきました。避けて通っても、本業の話などのプラス材料に関してもマイナス影響を及ぼします。ブラック企業報道などをされているところは、対応を見直してみては如何でしょうか?

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