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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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投資信託の損益について考えてみよう。

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資産運用の考え方

こんにちは。山口県のファイナンシャルプランナー、上津原と申します。

 今日は、投資信託の損得計算について考えてみたいと思います。

 先日、地元の金融機関からわが家に、こんな電話がありました。

 「あなたが運用している投資信託から、現在○万円の利益が出ています。この機会に売却されますか。」

 運用を始めてから5年余り。毎月の分配金も再投資して、ようやく利益が出ました。売却するかどうか妻と話し合って、このたびはそのまま持っておくことにしました。

 日本では、投資信託を購入する時に、分配金の大きさで良し悪しを判断する方が少なくないようです。分配金が多く出ていると、多く儲かっているように見えるからです。

 では、分配金が多ければ多く儲かっているといえるのかというと、必ずしもそうではありません。

 

 そこで、投資している投資信託(以下:投資商品)がどれだけ儲かっているのかを正しく報告する仕組みが、来年12月から導入されようとしています。

 この仕組みは、年に1回以上、投資商品について、元本の値上がり(値下がり)状況と過去に支払われた分配金の累計を報告し、投資してから今までどれだけの利益が出たのかがわかるようにするものです。

 現在でも、投資商品の平均購入単価(個別元本)は金融機関からの報告書に表示されますので、元本がふえているのかどうかは判断できます。

 ところが、分配金の累計はわからないので、投資家は、実際には損失を出している投資商品を、出ている分配金の多さで儲かっていると判断していたり、分配金の累計を合わせれば収支トントンの投資商品を、買った時より大きく元本が減っているという理由で(損をしているから)売りたいと言ったりしています。

 これからは、分配金だけでなく、元本の値上がり(値下がり)も含めて、投資してよかったかどうかを判断するようにしたいですね。

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