
- 鈴木 克彦
- 株式会社マクス 代表取締役
- 建築家
対象:住宅設計・構造
写真は、現地加工ヤードに向かい途中で社内より撮影したもの。
よく見ると、道路と、それに並行して走る線路の、両方の電柱がレッドシダーの掘っ立てです。
昔は日本の電柱も杉の木でしたが、日本のは、腐らない様にコールターに漬けてグツグツ煮てあるんですね(だから真っ黒)。
こちらはそのまま。
やはりレッドシーダーはそれくらい腐り肉い木なのでしょう。
滞在中は、スキーのメッカで高級別荘地でも世界的に有名な、ウィスラーにも見学に行って来ましたが、写真はその時に撮影したものです。
ウン億の別荘が立ち並ぶ中、ほとんどの外壁はレッドシーダー。
高級な中でも、さらにハイレベルな別荘は、屋根もレッドシーダーでした。
くどいようですが、それくらい腐りにくい木です。
カナダでは、このレッドシーダーが、非常に大切にされていました。
郊外の公園には、樹齢何百年か不明のレッドひーダーの大木の林があり、その樹皮に触れると、何とも厳かな気持ちで、心から感動でした。
この大切な木で作るティンバーフレームの家。
もちろん、お客様にも大切に使って頂きたいし、そう思える家を造ろうと改めて思ったのでした。
尚、ティンバーフレーム工法の住宅については、【こちら】もご覧下さい。