全ての人間は神様と繋がることが出来る！

「人間には凄い能力がある。」

師匠である松井さんが、よく仰っていた言葉です。



お釈迦様が悟りへの道を仏教の教えの中に残したように…。

神様と繋がれるようになる道というのもあるわけです。

その道は外へ追い求めて何とかなるようなものではなく、全ての人間が「魂の声」を聴けるようになるんですね。



その魂の声を聴くにはどうしたら良いかと言うと…。

エゴを薄くしていくしかないんです。

いろいろな声が聴こえるという人も大勢いますが、その人のエゴの強さを見たら、本当の声かどうかはすぐわかるということです。



エゴを薄くしていくというのは大変な作業でもあるので、見ないように生きていった方が楽なんですね。

だけれども、本当に楽になる道こそが、エゴを薄くしていく道なんです。

エゴを薄くするというのは、自分のことを徹底的に見つめ直すということでもあります。



「そんな面倒なことはしたくない！」

と、もっと楽な方法を探して歩く人もいるかもしれません。

一度はそれで見つかったような気がしたとしても、それは薄いメッキを付けたようなもので、すぐに剥がれていってしまいます。



「本当に神がいるのであれば、神自身が世の中を改善したらいい。」

と考える人もいるかと思います。

ただそれでは、今お伝えしたテクニックに逃げる人たちと同じで、また欲が強く出てきて同じように戻ってしまうのではないでしょうか。



だからこそ、一人一人が悟って人格を形成し、争いのない心を作っていかなければいけないのですよね。

もし神様が特定の誰かにしか降りてこないのだとしたら、それは新たな宗派を生み出し、別の宗派と対立するようなことになるでしょう。

また、この人に付いていけば大丈夫だ…という依存も生み出してしまいます。



結局、それでは自分は救われないわけです。

一人一人がエゴを薄くして、魂の声を聴けるようになることで、本当の意味で自他共に救えるようになるのだと思います。



エゴを薄くすると言うのは、とても時間がかかることなのかもしれません。

でも、それしか戦争を無くす道は無いと断言出来ます。

「政治家が悪い」「国が悪い」などと言う前に、まず自分自身の中にある魂を顕現させていく必要があることは間違いありません。



松井先生は次のような言い方もされていました。

「自分との戦い！」

エゴを薄くしていく作業は、誰かと争うことでも、何かのせいにすることでもありません。

自分の奥底にあるドロドロとしたものを素直に受け止め、それを浄化していく作業の繰り返しをすることで魂の声が聴こえてくる…。



それは苦しい道ではなく、今も未来も楽しくなる道なんです。

本当の世界平和を目指して…。

本気で取り組んでいく人が一人でも増えることを願っています。

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