- 池本 真人
- Div Design Webサイトの一級建築士
- 東京都
- Webプロデューサー
感動する話しを集めるよりも大切なこと
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世の中の大半の方は美談が好きなのではないでしょうか?
例えば、このような話しがあります。
ある鉄道会社の社長が作業現場に訪れたところ、一人の作業員が親しげに話しかけてきました。
その作業員の方は、社長がまだ現場作業員だった頃、一緒に働いていた方でした。
「まさか君が社長になるなんて驚いたよ。昔は私と一緒に50ドルの日給を貰うために働いていたのにね。」
それを聴いた社長は、次のように答えます。
「そうか、君は50ドルを貰うために仕事をしていたのか。私はいかにしたら会社が良くなるか、お客様が快適に旅を出来るようになるかを考えて仕事をしていたよ。」
こういう話は美談としてあるものなので真実かどうかはわかりません。
感動する話しや実際にあった良い話しなどは世に溢れていて、そのような話しを集めている人も大勢いるかと思います。
ですが、少し考えてみて欲しいんです。
そういう話しを聴いて、いったい何の役に立つのかと…。
少し前にこんな話を書きました。
【己が己で己をどうするか】
http://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-11617616034.html
良い言葉や感動する話しを集めても、最終的に実行するのは自分自身です。
美談はその人の経験であって、自らの経験ではありません。
いくら感動する話しを集めても、自らの経験が増えるわけではありません。
周りを変えたければ自分で動き出さないと何にもならないのですね。
良い波を出せば良い波が返ってくる。
悪い波を出せば悪い波が返ってくる。
行動しなければ波は起きません。
では何が良い波で、何が悪い波かというと仏教には答えがあります。
私の師匠である松井さんの勉強会に参加した際、こう教わりました。
【人が生まれてきた理由と悟りの境地】
http://ameblo.jp/mikatakakumei/entry-11143098895.html
良い波を出すというのは人のために尽くす…ということです。
感動する話しを聴いただけでは自分が満足しただけで、誰かの役に立っているわけでもありません。
また、上記にお伝えしたような話しを聴いて、「よし!自分も人のために頑張ろう!」と奮起したとします。
ですが、それも結局は自分のためなんですね。
誰かのために…と言いながら苦しむのは、人のためと言いながら、実は自分のことしか考えていないからです。
もちろん自分のことも大切です。
自分が満たされないと他人を満たしてあげることは出来ないと言う方もいますが、他人を満たすことで自分が満たされていくものなんですね。
幸せになりたいならばこそ、我執を消していく必要があるんです。
人のために生きられるようになるためにエゴを薄くしていく…。
それが最終的に自分の幸せにも繋がってくるわけです。
そして、エゴを薄くしていくためにも心の学びが必要になってきます。
とてもとてもシンプルな話しですが、それを拒もうとするのもエゴがあるからが故なんですね。
エゴは苦悩の根本なのだけれども、それがあるからこそ人間は、本当の幸せというものにも気付くことが出来るのです。
これがわかると、世の中はメチャクチャ面白い!
私達は本当に素晴らしい世界に過ごしているのだと思います。
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