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起業について思うこと 2 ~起業の形態

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起業 起業について思うこと

二回目は、起業と言っても、どういう形を取るのか?取るべきか?という点について書きたいと思います。
先にオチを言ってしまいますが、個人化法人化を決める極々わかりやすい明確な基準はありません。

大きくは、個人(フリーランサー)でやるか、会社にするか


起業しようという人は、大きくは、とにかく溢れ出すアイデアを形にしたいという根っからの起業家タイプと、会社員を辞めて今まで自分がやってきた分野であったり前からやってみたいことのために開業するタイプがあるように思えます。

前者はゼロベースで商品やサービスを生み出すことから始め、また対象とする顧客は多数であることが多く、後者のタイプはこれまでのキャリアの中で築いた人脈を頼りに開業し、少数の得意先からの引き合いや受注をアテにして開業することが多いように思います。

前者の場合は、顧客やビジネスパートナー、融資先などなど「我々はこういう者です」「こういう所帯を構えています」と示す相手が多数いるため、そもそも法人にしておいた方が良い気がします。

ただ、元手があまりかからず、サービスが浸透するまでに時間がかかることについては、起業前から準備を進めて、或いは個人レベルで運用し、ある程度の形になったら個人で開業するというパターンもありです。

元手があまりかからない場合というのは、そもそも大規模になりにくいため関係者が多くはならず、また融資が必要なほどではなく金融機関への信用証明をそこまでシビアに行わなくても良い、という背景があるためです。

さて、後者の「これまでのキャリアの中で築いた人脈を頼りに開業し、少数の得意先からの引き合いや受注をアテにして開業する」というタイプは、初期投資が大きかったり従業員を最初から抱える場合を除いては、殆どの場合は個人でよいかと思います。

正直、個人事業主というのは、社会的に殆ど信用が無いと言ってしまっても差し支えないのが現状で、もちろんキャリアがとても長い職人さんなどはその限りではありませんが、開業して数年程度のフリーランサーなんて、フリーターくらいの扱いしか受けません。少なくとも私はそうでした。

なのに何故個人でよいのかというと、当面の仕事相手が自分のことを昔から知ってくれている人であるという場合、「あなたに仕事を持ってきてくれる」であって、個人であるか会社であるかが重要なわけではないためです。
(もちろん業種や取り扱うサービスなどによってはその限りでない場合もありますが)

それに、事務作業や各種届け出、損益計算や資金繰りについては、おしなべて法人の方が面倒ですし、考えなければならないことが色々ありますので、まずは個人でざっくりした流れを自分のものにしておいた方が良いというのが、個人も法人も経験した私の所見です。

なお、個人と法人の違いについては、こちらのサイト で詳しく解説されています。

会社にする場合

「会社」と一言にいっても、いくつか種類があります。

株式会社、合同会社、合資会社、合名会社、有限会社の5つが存在し、最後の有限会社は法律が変わって新たに設立できなくなったので、それ以外の4つですね。

合同会社(以下LLC)は数年前の法改正から注目されている形態で、いくつかの特徴はありますが、設立する立場から見ると手続きが株式会社よりも簡素で安価なのが特徴です。

このLLCと株式会社、どちらにするのか?というのは悩まれるところかと思いますが、私の感覚では悩むに値しません。株式会社一択です。

理由は、設立費用がどうこうという話については、これから起業しようという人間がインパクトを感じる程に差があるわけではありません。
数百万違うとなれば話はまた違ってきますが、そこまで変わりません。

それよりなにより、合同会社(LLC)という名称は、いまでこそソコソコの認知度になってきましたが、それにしたって社会人全体で見れば知らない人の方が圧倒的に多いはずです。会社=株式会社と認識している人の方が多数派でしょう。

挨拶に伺ったり電話で対応している際に説明すればわかってくれる、という人もいますが、コンサバティブな人というのは存外に多く、知らないもの=よくわからないもの=信用できないものと認識されることは少なくありません。

LLCってなんですか?
LLCって、株式会社じゃないようですけど、(信用面で)大丈夫なんですか?

ダイレクトにこういう聞き方をしてくる人もいるでしょう。
株式会社だったら、株式会社というだけでこんなことは聞かれずに済みます。

会社をやっていると色々な人に会います。
どんな小さな会社でも、一年に最低100人以上と会います。1000人でもおかしくありません。

これらの人たちが、一部であっても「株式会社でない」というだけである種の違和感を感じるという言うなら、保守的に考えると、株式会社にしておくのが無難であると思います。

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