- 下村 豊
- 株式会社CSプランナー 代表取締役
- 経営コンサルタント
対象:新規事業・事業拡大
- 下村 豊
- (経営コンサルタント)
個人的なことだが、私は中日ドラゴンズのファンである。
昨年までの10年間、常に優勝を争いAクラスの常連だった。
それが今年は、開幕から下位に低迷し最下位に甘んじることもしばしば。
まぁ、まだペナントは先が長いので、軽々に結論は出せないが、明らかにこれまでの10年間とは違う。
つくづくスポーツチームの監督の影響力には、すごいものがあると思わされる。
パリーグも、開幕からロッテの頑張りに注目されている。
今年から、西武の監督として何度も優勝を経験した伊東監督が就任した。
就任直後の上位はできすぎだろうが、手腕については折り紙付きだ。
話を中日ドラゴンズに戻して、過去10年間の成績は落合博満監督の手腕であることは明白で、誰もが認めるところだ。
しかし、中日ドラゴンズの球団首脳やOBにとっては、面白くなかったらしい。
一部のマスコミでは、中日ドラゴンズ出身者をコーチなどに登用しなかったから、と言われている。
このような人事は、経営の場でも見ることができ、結果、業績を悪化させている企業が多いのが現実だ。
スポーツチームにしても、経営においても、情による人事は百害あって一利なしだ。
監督や経営者にとって、感情を抜きにした冷静な采配が必修のように思う。
それは、プロ野球にしてもJリーグサッカーにしても、監督が代わったとたん、優勝争いしたり、逆に成績不振になったりするから、その影響力が絶大であることが誰の目にも明らかだ。
一方、会社組織でも同じぐらい影響力を持っているはずの経営者に、その自覚がないように見えて仕方が無い。
昨日の日経web版で、シャープの高橋新社長のコメントが載っていたが、現在の不振は今に始まった事ではないという。
過去歴代の経営者の会社経営(采配)がもたらした結果だと自戒されていた。
それが100年も続いた大企業が、潰れるかどうか切羽詰まらなければ分からないというのが、今の多くの会社を物語っているような気がする。
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