自分の居場所を知らない船 - コラム - 専門家プロファイル

池本 真人
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東京都
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閲覧数順 2024年04月19日更新

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自分の居場所を知らない船

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徒然日記

あなたは今、人生という船旅をしています。

まだ目的地の定まっていない船旅です。

ところが船に乗っているという自覚はありません。



陸の近くを通ると、陸が動いているように見え、その陸を目で追いながら、何とか自分も辿り着こうとしています。

しかし、平行に走っている船は陸地に辿り着くことはありません。

自分の足元を見れば自分が動いていることはわかるのに、外ばかりに目がいくので、まさか自分が船に乗っているとは気付かないわけです。



船に乗っている自覚すら無いのだから、ましてや船を自分で動かせるなどとは思いもしません。

自分を知らないというのは恐ろしいことで、ただ世間という波にまかせて動かされているだけの状態です。



船から海を見たら丸い水平線が目に映り、「あぁ、なるほど。海は丸いものなのだ。」と思っています。

ただ海といっても様々な形をしています。

魚からすれば広大なシェアハウスであり、宇宙から見れば、神の宝玉のようでもあります。

丸く見える海も、現状のあなたから見た目線からそう見えているだけであって、本来の姿というものは、どこかに区切りがあるわけでもありません。



ある時、あなたは船を自分で動かせることに気が付きます。

大きな喜びを得たあなたは、昔見た陸地を目指して向かいます。

ところが、船を陸地に上げることが出来ません。

何度チャレンジしても自分が傷つくばかり…。



どうして陸に上がれなかったかというと…。

そう、あなたは船そのものだったから。



魚が水から上がったら死んでしまうように、あなたは陸に上がることも、水の中に潜ることも、空を飛ぶことも出来ません。

魚は海を自分の住み家と知っていて、その中にいるからこそ、自分の命を真っ当することが出来ます。

それが不自由かというと、そうではありません。



だけれども、それを不自由と感じ、陸を目指し、空に憧れ、自分の改造を願っている…。

果たして自分の生きる道はどこなのか?

不自由だと感じさせているのは誰なのか?



真理を知らない人間というものは、この船と同じ。

自分を知ろうともせず、今いる世界の他に幸せがあると願っている…。

自分を知り、今いる場所を知ることから全てが始まるんです。

外に求めれば求める程、真理から遠ざかるんですね。



自分を知るということは自分を無くすことなのだけれども、自分が無くなった時にこそ本当の自分が見えてくる…。

そういうものなんです。

自分の姿に気付いてもいない状態では、まだ旅を始める段階にすら至っていないということです。



「外ではなく内を見る!」

強く強く、それを伝えたい気持ちでいます。


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