- 志田 茂
- 志田茂建築設計事務所 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
専業主婦論 にみられる問題は、
昔の主従感・・・ 男が優位 というものがあると思います。
なんだかんだと言って、まだまだ世の中の根底にはあるように思います。
しかし、もはや、事実は、そうではなく、いろいろな分野で女性は、女性自身で開拓し進出しています。
建築設計という分野でみれば、むしろ女性のほうが積極的であり、夢を持ち、頑張るようにすら思えるのです。
男・女 という性に関係なく、ひとりの人間として、どう生きるか という事は平等であるはずです。
その意志による選択として、専業主婦(主夫) があるのがよく、それを認めるられる成熟した社会に早くなるといいのだけど・・・・。
「 働き方 」 「 働き方の仕組み 」 が、もっともっと変わらなければいけませんね。
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現実に 夫婦共働きは、家を建てるメインの世代 30代 40代 においては、その割合はとても多くなっています。
家に対する価値観も 以前とはかなり変わってきていると思います。
夫婦ともに、家や暮しに対する意識やこだわりを持ち、「自分らしい」を求めています。
どちらか一方的な思いを通すのではなく 「 共に考える 」 という事ができ、家づくりという面においては、ある意味 成熟してきたのかもしれません。
ただ、昔とは大きく違う事は、自分の経験をこえる大きな知識を持つ事が、ネットの発展により、簡単にできるようになった事です。
知識を持っている事はいい事だと思います。ただし、ネットによる実体験を経ない知識は、とかく不安をあおり、相手に対する信頼や敬意を持たない事にもなりかねません。
夫婦ともに 仕事をし 「 人との関係 」 をよく知っているからこそ、その経験を家づくりにも生かして欲しいと思います。
(終)
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家族が笑い合い、自分らしく丁度よく暮せる家の話をしましょう
住宅設計 住宅・マンションリノベーション/リフォーム設計
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