
- 志田 茂
- 志田茂建築設計事務所 代表
- 東京都
- 建築家
対象:住宅設計・構造
数日前、NHK朝の番組で、「専業主婦」について取り上げていました。
「 専業主婦 」 と 「 働いている主婦(?) 」 と 立ち場が異なる女性同士の対立みたいな話しになっていました。
全部見たわけじゃないから、結論はわからないけど、、、なんというか、女性同士の対立みたいにしちゃうのが 「 違うんじゃない?」 という気がします。
家事 って、仕事 ですよ。
仕事 って言い切っちゃうのは問題かあるかもしれませんね。
家族のための無償の奉仕・・・?
それもなんとなく違うか。。 では 愛 ?
ともかく、家の事をやらないと 家の中がむちゃくちゃになっちゃうわけで、それを誰かがやらないといけないわけです。
掃除洗濯 食事の用意 買い物 いろいろな支払い 季節ごとの衣類の入れ替え 子供がいれば、病気の時のあれこれ、学校の事、などなど、さらに言えば両方の実家やご近所との付き合い と、すごくいろんな事が 「家事」 の中にはあります。
私自身がそんなに家事をするわけじゃないけど、できる範囲ではやります。本当に大変な事ですよ。
会社に当てはめれば、営業、仕入れ、製造、販売、メンテ、経理 と全部に該当するようなものです。
「 経済的理由 」 「 本人の意思 」 で専業なのか、兼業(働く)なのか の選択です。
家事は仕事だ
という定義をしなければ、「 専業主婦=楽 」 みたいな視点があっては、うまくいかないでしょうね。
お金に余裕があって本当に「楽」な暮しをしている人もいるでしょう。それに対する ねたみ なら話しは別ですが
問題は、、、 その問題が なぜ女性なのか という事でしょ。
男・夫・企業・社会 ・・・・ この部分が、あまりに時代と合ってないという事。
その健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、
悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、
その命ある限り、 真心を尽くすこと
を誓いましたよね。( 神前だ、仏前だ、関係なく )
夫婦お互いに相手を想い、大切にするという事ですね。
そして、社会も同様に。。
「 理想論に過ぎない 」
と言われそうですが、そこがないと なんら変わらないように思います。
「 やってるよ 」 という男の人も多いでしょう。 でも 「 やってあげてる 」って感じもあるでしょ? 私も、正直なくもない。 そんなふうに思った時に、自分が嫌になります。
出来ない時には 「 できない 」 と言うも事も必要でしょう。お互いに。。
それを認める心も・・・・。
どっちが優位かなんてどうでもいい。
相手の笑顔をみれればいい。
私はそう思います。
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共働きの家 の事は次回。
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家族が笑い合い、自分らしく丁度よく暮せる家の話をしましょう
住宅設計 住宅・マンションリノベーション/リフォーム設計
企画住宅小さな家:LWH
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