起業は異次元でのビジネスかも - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

中山おさひろ
東京都
起業コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年11月06日更新

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起業は異次元でのビジネスかも

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 黒田総裁による日銀の大幅な金融緩和以後、「異次元」という言葉がよく使われます。起業をすることは、これまで会社勤めをしてきた人にとって、異次元でビジネスをすることかも知れません。わたしがイメージする異次元の起業とは、ビジネスという劇場において、舞台に上がって出演者の側に立つことではないかと考えています。

 舞台の上から声を張り上げ、観客席のお客さんに向かって商品やサービスを売る行為です。舞台という制約はありますが、どんな販売方法を展開しようと起業家の勝手です。その代わり、大勢するはずのお客さんの側は、何を考えているか分かりません。売り方が下手ならば、誰も手を上げて買ってくれないことだけは確かです。

起業を考える人の多くは、お客さんとの取引を一対一でイメージしがちです。
最終的には一対一ですが、情報化が進んでいるわたし達の社会は、メールやネットを通じて大勢のお客さんがつながっています。一人のお客さんには上得意になってもらっても、他のお客さんに大きな失敗をしますと、その事実は直ぐに広まってしまいます。

 このような耳障りのよくない話をしますと、「初めて起業する人間が、そこまで考えないといけませんか?」と気分を悪くする人がいます。実際に開業しますと、そこまで事前準備していても、それでも問題は起こります。起業で成功するためには、この問題になりそうな点を、キメ細かく埋めていく作業が必要です。

【一言】
 危機管理の原則には、最悪の事態も想定した上で、事前準備を進めることが必要とされます。ところが起業に限っては、多くの人が成功することばかりを考えがちです。ビジネスの場合は、一時の勝負ではありません。継続性を求められますから、成功することよりも失敗しないことが求められます。思いもしない問題がよく起こるのが起業です。

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