ポジティブな自分への道
-
「人間には原罪がある。」
人間が持つ厄介なものの一つに罪悪感というものがあります。
スピリチュアルが好きな人はこういう言い方をする人もいます。
「前世からの悪いカルマ(業)がある。」
でも本当はそんなもの存在しないんです。
生まされて生かされている存在であるにも関わらず、自分は特別だという自尊心が邪魔をして、自分を責めて傷つけてしまうわけです。
自分に罪があると潜在的に思うことは自己嫌悪に繋がります。
その思いは心の奥深くに刻まれ否定的な感情として現れてきます。
つまりネガティブになってしまうということですね。
よくポジティブでいなければいけないと、ネガティブな人に対してポジティブになることを勧める人がいます。
ところがそれは、泳げなくて溺れている人に対して、溺れてないで泳いだらいいと言っているようなものなんですね。
ポジティブというのは追い求めるものではないんです。
ポジティブになろうとすればする程、ポジティブでいられない自分を責め、更に罪悪感が強くなってネガティブになっていってしまいます。
どうすればポジティブになれるかというと、ネガティブを捨てていけばいいだけの話しなんです。
どうしてネガティブになったかを考えてみて下さい。
世間一般的な常識に自分を当てはめ、見栄を張り、自分が自分であろうとするから、それが出来ない自分を否定してしまうわけです。
そんな状態であるにも関わらず、さらに「自分はポジティブだ!」と無理をして更に大きな鎧を着こむから、余計に心が重くなって動けなくなってしまうんですね。
「こうあらねばならない!」
という真面目な思いが強い人程、実はネガティブが根底にあるんですね。
まだネガティブな自分に気付いている人は変えられる余地があるのですが、自分が否定的な感情を持っていることに気付いていない人も大勢います。
心配事というのは全てネガティブな感情からきています。
常に不安や心配事を抱えているから、気を張って疲れてしまうんです。
今、自分が持っている価値観や常識というものをいったん手放してみて下さい。
「こうしたい!」という思いは大抵エゴからきているものなんですね。
エゴが薄くなっていくと自然とポジティブになっていきます。
ポジティブになろうと思ってポジティブになるわけではないんです。
擦り込みで肯定的な自分になろうとすることも無駄ではありませんが、根本が変わっていなければ、いつかはひっくり返ってしまうものなんですね。
ネガティブな感情を捨てられた人は自分のことが許せるようになります。
その時初めて他人も心から許せるようになるんです。
知らず知らずの内に、自らで自らを冤罪にしてしまっているのは自分自身です。
人間には原罪も無いし、浄化が必要なカルマというものもありません。
「罪からの脱却!」
そこに気付くことがポジティブな自分への道なのだと思います。
※メールマガジンだけでしかお伝えしないお話しもあります!
見方革命家まーくのメルマガ登録はこちらです♪
このコラムに類似したコラム
悩みを持っている人は放っておく! 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/07/05 13:24)
弱さの裏側にあるもの 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/05/27 08:43)
自分の潜在能力を引き出すための自己暗示 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/04/08 10:22)
人間と動物の大きな違い 池本 真人 - Webプロデューサー(2013/01/23 10:00)
どんな悪人も浮遊霊も悪くない! 池本 真人 - Webプロデューサー(2012/09/18 18:30)