- 清水 康弘
- 株式会社参創ハウテック 代表取締役社長
- 工務店
対象:新築工事・施工
SE構法(重量木骨の家)で建てた平屋のコートハウスが竣工しました。
昨日間隙をぬって見学して参りましたが、とても気持ちの良い家に仕上がっていました。
この家は完全にロの字型で、建物の中央に庭を配置し、それぞれの居室がその庭を取り囲むように配置されています。
道路が建物の北側にあることから、北側を閉じて採光や通風を上手にとり、さらに暮らし方の事情などからこのような建物になりました。
中庭に面する部分のほとんどは開口部になっていますから、耐震等級を求める上でSE構法を採用した訳です。
お客様は大手ゼネコンの設計部にお勤めの方で、弊社とのコラボで完成した建物と言えると思います。
※コートハウスの意味
建物や塀で囲まれた中庭(コート、パティオ)をもつ建物、住宅のことで、中庭は、外の空間から完全に遮蔽され、プライベートな空間でありながら、半ば戸外空間でもあり、採光や通風を確保することができる住宅を総称しています。
当然防犯上も、メリットのある様式とされています。
ヨーロッパの都市にはよくみられるスタイルで、建築物が密集していて、開口部が取り難い場所ではよく大規模集合住宅に採用され、形態からいうと、ロやコの字型、あるいはL字型などの選択肢があります。
また坪庭をもった住宅などもコートハウスと呼ぶことがありますが、コートハウスという名称は国内でのみ通用するもので、英語表記での「コートハウス」=Courthouseは、裁判所の意で理解されます。
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