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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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「冷え」は花粉症の大敵!体を芯から温めアレルギーを撃退する秘策とは?

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  1. 心と体・医療健康
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  3. 疲れやすさ

(続き)・・この時期は「三寒四温」といいますが、それだけに気温の変動が本当に激しいですね。暖かくなったと思うと急に冷え込んで、1日のうちに15℃くらいも気温の上下する日が少なくありません。

春分の日の20日から21日にかけて群馬県高崎市の病院などへ視察に行ってきました。20日は曇り空でしたが、翌21日の朝は冷え込んで風がたいへん強く、遠くの山々がくっきりと見えました。上毛三山と呼ばれる赤城、榛名、妙義連山です。本当に美しいですね。

群馬県は風の強い地域として知られており、特に冬場の季節風は「上州空っ風」と呼ばれています。北海道出身の知り合いが「群馬の冬は寒い!」と話していたのを不思議に感じたことがありますが、この風の強さをみると、それもあながち大げさではないことが分かります。

 

さて花粉症などのアレルギー性疾患の方々に共通する傾向として、体温が低く体が冷えている、といった特徴が挙げられます。

年齢層によって差はありますが、概ね36℃前後よりも体温が低く、大半の方は35℃台もしくは34℃台という低さです。また手足や腹部などの冷えを訴える方が女性を中心に目立ちます。

 

実際に花粉症の症状を訴えてクリニックを来院される方々は、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目の痒みなどのアレルギー症状ばかりでなく、低体温や冷えに基づく症状、例えば肩凝りや腰痛、不眠、下痢や便秘など胃腸の不調、イライラ感、浮腫、生理痛など様々な愁訴をお持ちの場合が少なくありません。

このような低体温の傾向は花粉症だけでなく、通年性のアレルギー性鼻炎や気管支喘息、アトピー性皮膚炎など、アレルギー性疾患全般に言えることです。

 

体の冷えは「万病のもと」と戒められており、ガンや心臓病、高血圧など生活習慣病を招く要因の一つとなっていますが、体が冷えることは特にアレルギー性疾患を引き起こしやすいとされているのです。

逆に何らかの治療や取り組みをした結果、体温が36.5℃以上まで上昇し体の冷えがなくなった方は、軒並みアレルギー症状が改善もしくは治癒しています。

体温が上がると免疫力や代謝、抗酸化力が向上し、病気を自ら癒す力が強くなります。その結果、花粉など異物に対する反応が和らぎ、鼻水や鼻づまり、くしゃみ、目の痒みなどの症状が緩和、あるいは消失するのです。

 

それでは具体的に、どのようにすれば体温が上昇し冷えの症状が軽減するのでしょうか。

日常的に取り組みやすい工夫として「入浴」が挙げられます。入浴など当たり前だと思うかも知れませんが、現実には若い世代を中心に、お風呂には入らずシャワーだけで済ます人が少なくありません。

ところがシャワーだけでは打ち水と同じで、逆に体温を奪ってしまいます。実際に花粉症の方に話を聞いてみると、シャワーだけで済ましている方がたいへん目立つのです。

 

体を温めてアレルギーを緩和するために有効な入浴方法は、38~40℃という温めの湯に「半身浴」でゆったりと浸かることです。季節によって若干の差はありますが、20分から30分くらい浸かることがお勧めです。

また手足の冷えが強い方の場合は、手湯や足湯も良いでしょう。洗面器に44℃くらいの湯をはり、時々さし湯をしながら10分くらい手や足を浸します。

 

次に挙げられる取り組みは「運動」です。適度な運動をすることによって筋肉など深部の体温が上昇し、代謝が活発になります。その結果、免疫力や抗酸化力も改善しアレルギー反応を抑制します。また運動はストレスを発散させるため、精神的な要因が関係する体調不良にも優れた効果を発揮します。

具体的な運動方法としては、ウォーキングや軽いジョギング、水泳、サイクリングなどの有酸素運動やストレッチに、スクワットや腹筋などの筋力トレーニングを加えることがお勧めです・・(続く)

 

蒲田よしのクリニック(内科)
吉野 真人
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