【2/26書評】「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3)) - 営業手法 - 専門家プロファイル

竹内 慎也
ウィル・スキル・アソシエイト株式会社 代表取締役 法人営業コンサルタント
大阪府
営業コンサルタント

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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【2/26書評】「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))

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こんにちは。
考動型営業コンサル@竹内です。
書評をご紹介します。
では本日はこちら↓

「空気」の研究 (文春文庫 (306‐3))
■----------------------------------------------------
私の5段階評価 ★★★★★ 5


山本七平氏の著作を読むのはこれが2作目。
よく普段の会話でも使われる「空気」という言葉。
雰囲気や、その場の臨場感など、わかりづらいけど
感じる何かを空気と呼んでいますが、
それにフォーカスした著書。
非常に面白いです。
人が決めるのではなく、空気が決める。
科学ではなく空気が決める。
奇妙な話ですが、論理よりも感性の方が
日本人を動かすのだと改めて思いました。

■---------------------------------------------

<竹内的本書のポイント>
■至るところで人々は何かの最終的決定者は人ではなく空気であると言っている■空気とはまことに大きな絶対権をもった妖怪である■元来専門家が科学的根拠だけで決定すれば大過ない決定になるはずだが それさえ結局全く奇妙な空気の決定となっている■日本における多数決は議場、飲み屋、二重方式とでもいうべき二空気支配方法をとり、 議場の多数決と飲み屋の多数決を合計し決議人員を二倍にしてその多数で決定すれば おそらく最も正しい多数決ができるのでは■ある一言が水を差すと一瞬にしてその場の空気が崩壊する■全体空気拘束主義者は水を差す者を罵詈で沈黙させる■論理的正当化は常に造り出された情況を中心に回転する■当時の情況という言葉は現代を基準にして構成した一種の虚構の情況であって 当時の情況とその情況下の意識を再現してそれを把握できるわけではない■1つのデータ、現象、事件に日本ではすぐ何かの力が作用する■空気が醸成される原理原則は対象の臨在感的把握である■臨在感的把握の原則は対象への一方的な感情移入による自己と対象との一体化であり 対象への分析を拒否する心的態度■人は論理的説得では心的態度を変えない。 特に画像、映像、言葉の映像化による対象の臨在感的把握が絶対化される日本においてはそれは不可能といってよい■空気に拘束されたり空気の決定に左右されたりすることは障害になるだけ
今日もありがとうございました。

また明日、書評をご紹介させて頂きます。


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