- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
私は自身のポートフォリオをマイファンドと名付けて、様々な運用結果を勉強しています。その中で、今回の円安効果を確認できるデータがありましたので紹介します。
この図を見て頂ければ、国際分散投資の必要性が解って頂けるのではないかと思います。
下記のグラフは、期間が2012年2月27日~2013年1月31ブルーが日の、TOPIXに連動するETF(ブルー)、黄色がニューヨークダウ、ワイン色がナスダックの動きです、
年中はNYダウとナスダックに対して日本株のベンチマークであるTOPIの不振が解るグラフです。また、昨年11月14日の野田首相の解散発言から日本株=TOPIXが一気に上昇し、1月末には両指数を抜けて上昇したことが解ります。
上図は一見すると日本株式を保有していれば、同じ様な収益を稼げた様に思えるのですが
下図を見て頂ければ、その見解は修正が必要な事が解ります。
NYダウに連動するETFと、ナスダック100に連動するETFの動きが下図に為ります。期間は2012年2月2日~2013年2月1日です、両ETFは円換算の価格推移で、それとTOPIXを比較したものです。
見てお分かりの通り、昨年11月14日以降、円安により、指数の上昇と為替効果で、TOPIXの上昇以上に両指数が上昇しています。
今回の円安は、1ドル70円台後半から1月末には90円まで上昇した結果、NYダウとナスダックの上昇率は30%で、一方日本株は25%の上昇で5%の差がついています。
両指数の円換算指数の動きと、ドル表示のNYダウの軌跡を比較したものが下図になります。期間は2012年2月2日から2013年2月1日です。ドル表示のNYダウの上昇率は10%ですが、円換算では30%に成っています。
もし、金融商品を日本株や日本の債券だけで運用している場合には、ドル建てで考えた場合には、円が安くなることはドルでの価値が下がることになります。
もし、その様な方がドル建ての商品を購入されていれば、図の様に、円換算すると評価が上がります。
このように日本円だけでなく、外貨建て商品を保有する分散投資の良さ、リスク対応の価値がお分かりいただけるのではないでしょうか。
もし、外貨建て商品を保有されていない場合には、ここで国際分散投資をご検討下さい。
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ご参加をお待ちしています。
http://www.officemyfp.com/seminerannai.htm
文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html
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