
- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:お金と資産の運用
あなたの一手間で毎月分配型からコストが低い引出型に変わります。
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皆様に、投資信託の中で、毎月分配型の投資信託はコストが高いために、非効率な金融商品と説明しております。
また、毎月分配型投信の分配金の中には、購入者ご自身の元本が返ってくる様な、たこ足配当の商品もあることを紹介してまいりました。
しかしながら、年金世代の方の中には、生活費が年金だけでは不足するため、毎月一定額の収入が欲しいというニーズがあります。
今回はその様な方にお薦めする投信の使い方です。
投資信託のコストが高くなっているという事をご理解頂くために、若干の調差をしました。
毎月分配型の原型は、国債投資顧問が最初に組成した、グローバルソブリンで、これが中りに当たったため、他の投信運用会社が追随したものです。
その、グローバル・ソブリンの毎月分配型のコストは、
1億口未満の購入時手数料は、上限が1.575%(税込)で、運用管理費用(信託報酬)が1.3125%、解約時に必要になる、信託財産留保額は0.5%です。
ベンチマークは、シティーグループ国債(円ベース日本含む)です。
当該ファンドは、1997年末設定された投資信託で、一時は5兆円と言う資産残高を誇っていましたので、現在のファンドから見れば、びっくりするほど低いコストだと思われるほどです。
現在募集しているアクティブ型の投信の募集状況を3大証券のHPで確認しました。
各HPの1ページ、又は投信ページを開いて、ページの一番上にある、または、左にある商品を調べますと、
野村証券は ワールド・バリュー・アロケーションで、購入時手数料は3.15%(税込)、信託報酬は1.819%(税込)、換金時コスト無。
大和証券は、ダイワ米国株ストラテジー通貨選択型で、購入時手数料は3.15%、信託報酬は実質1.96625%、解約時は信託財産留保額が0.5%。
SMBC日興証券は、イーストスプリングインドネシア債券オープンで、購入時手数料は3.15%(税込)、信託報酬等は実質1.6365%(税込)、信託財産留保額は0.4%です。
これら3商品は、最初のスタートで1,000万円を投入した場合には、なんと315,000円が引かれてしまいます。投資額は1,000万円ではなく、9,685,000円に為ります。
ところで、グローバル・ソブリンがベンチマークとするシティーグループ国債に連動する投資信託があるのをご存じでしょうか。ベンチマークを超える運用はありませんが、確実にベンチマークとするインデックスに連動することを目指すファンドです。
また、アクティブファンドはインデックスを超えるものが少ないとされています。
では、インデックスファンドのコストを紹介します。ベンチマークは(シティグループ世界国債インデックス(除く日本、円ベース))です。
三井住友トラストアセットが運用する、SMTグローバル債券インデックス・オープンは
購入時手数料が上限2.1%(税込)で、信託報酬は0.525%(税込)、信託留保額は0.05%です
また、三菱UFJ投信が運用するeMAXIS 先進国債券インデックスは、ネット証券専用ですが
購入時手数料はありませんし、信託財産留保額もありません。そして、信託報酬は税込みで0.63%です。
両ファンドは公募型の投信ですので、購入も解約も通常の証券会社で購入するのは同じです、購入時に、再投資型として申し込めば分配金は自動的に再投資されます。
そして、毎月日時を決めて、電話を一方掛けるか、ネットで解約すれば数日中に指定口座に該当金額が振り込まれます。例えば1000万円でeMAXIS先進国債券を購入し、毎月20日に5万円すれば、25日までに指定口座に5万円が入ります。
1本の電話、一回ネットで申込の手間と、前述したファンドのコストは比較になりません。
そのための費用として、315,000円を掛けたり、毎月高い信託報酬を払ったり、信託留保額を取られたりするコストは価値がありますでしょうか。
ところで、上場投資信託を利用するとさらに安いコストで、シティーグループ国債インデックス(円ベース日本除く)をベンチマークとするものがあります。この場合には、当該ファンドに入る利息分がファンド内に遺せないため、毎月分配型の投信です。
それは、東京証券取引所に上場している、日興アセットマネジメントの
上場インデックスファンド海外債券(Citigroup WGBI)毎月分配型です。
購入時は、お取り引きがある証券会社の売買手数料がかかります。信託報酬は、税抜きで0.25%程度です。売却の場合には、売買手数料が掛ります。
ただ、元本から取り崩すことの無い、インカムから支払われる毎月分配型ですので、たこ足の心配はしないで済みます。
あなたの、月に1回、電話する・入力するという、ひと手間が、高いコストを払わずに引出が他の管理ができます。チャレンジされては如何でしょう。
私を含めて、”専門家の予測はサルにも劣る”とされています。それだからこそ、様々な予想シナリオに対応できる分散投資が必要です、
そのためにも、様々なセミナーに出て、多くの方の意見・見解を聞くことが重要と思います。私が所属する日本FP協会と東京証券取引所共催のセミナーを紹介します。
“くらしとおかねの講演会&パネルデスカッシヨン”~FPと考える
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文責
ファイナンシャル・プランナー:日本FP協会認定CFP(R)
宅地建物取引主任者 (東京)第188140号
ロングステイ財団登録ロングステイアドバイザー
独立系顧問料制ファイナンシャル・アドバイザー
吉 野 充 巨
独立系顧問料制アドバイザーの紹介
http://profile.ne.jp/w/c-64005/
http://mbp-tokyo.com/officemyfp/column/12298/
http://www.officemyfp.com/komonryouseiadviser.html
『このコラム又は回答は、投資判断の参考となります情報の提供を目的としたものであり、有価証券の取引その他の取引の勧誘を目的としたものではありません。
投資による損益はすべてご相談者及び読者ご自身に帰属いたします。
投資にあたりましては正規の目論見書、説明書等をご覧いただいたうえで、読者ご自身での最終的なご判断をお願いいたします。
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