齋藤 進一(建築家)- コラム「安心住まいのキーポイント (目次)」 - 専門家プロファイル

齋藤 進一
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を

齋藤 進一

サイトウ シンイチ
( 埼玉県 / 建築家 )
やすらぎ介護福祉設計 代表
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安心住まいのキーポイント (目次)

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安心住まいのキーポイント 2006-03-08 00:03
先月までバリアフリー導入ポイントを住居の場所別に連載いたしました。
今月は安心住まいのキーポイントを症状別にお送りいたします。

高齢者のかかえやすい病気・事故の順位

1.転倒による骨折
2.浴槽内の溺死
3.脳血管疾患による身体マヒ
4.女性の8割がかかえるリュウマチ
5.認知症
6.白内障
7.脱水症状
8.尿失禁 
     切迫性尿失禁(男性に多い)
     腹圧性尿失禁(女性に多い)

ゾーニングのポイント(部屋を計画する際の注意点)

A 夏より冬重視

(写真は新潟県六日町で雪が家を覆ってしまった住居)

  年配の方の夏場エアコン使用率は低く、風通しのよい環境を好む
  
  扇風機・風鈴の使用で四季を感じれる環境にする
  
  冬の部屋間の温度差をなくす

  高気密住宅であれば、オイルヒーターなどの輻射熱を利用する手もある(エアコンは気管を傷め、石油ヒーターは空気汚染と石油運搬が困難)

B 寝食分離

  同一部屋での生活は生活感・張り合いがなくなり認知症の原因になる
  
  起きている間は書斎や趣味の部屋があると生きがいが生まれてよい

C 直線的な動線

  夜間の歩行や車いすでの移動にクランクは禁物

D 開口部

  引き戸を基本とするとユニバーサルに使える


次回(3/12)から各回に分け、上記1−8までの対策をお送りいたします。 

  
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