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一般的に多い機能性頭痛・・・緊張型頭痛
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頭痛の原因と言っても
たくさんの種類の頭痛があり、
そのメカニズムはさまざまです。
ここでは、
もっとも多い機能性頭痛である
緊張型頭痛
と
片頭痛
を例にあげ、
そのメカニズムと原因を
当院の視点から
説明して行きましょう。
まずは緊張型頭痛ですが、
頭痛の中で最も多い頭痛で、
症状は圧迫されるような痛みで
片側だけのこともありますが、
2/3の割合で両側に痛みがでます。
階段歩行などの日常動作によって増悪しないこと、
悪心や嘔吐を伴わないこと、
光や音の過敏症はないことを特徴としています。
痛みのメカニズムは、
簡単に説明すると
後頭部や首にある筋肉が緊張を起こし
血流が阻害されると、
乳酸、ピルビン酸などの痛みを起す物質が出てきます。
これが筋付着部や靭帯にある末梢神経を刺激し
痛みを生じさせると考えられています。
場合によっては
側頭部や目の裏に痛みが放散することもあります。
ではなぜ筋肉が緊張を起こしているか?
ここで
注目したいのは神経のバランスです。
筋肉をそもそもコントロールしているのは神経。
この神経、
結構バランスが崩れて
うまく働かなくなることがよくあるんです。
神経のバランスが崩れると、
結果として筋肉をうまくコントロールできなくなり、
筋肉の緊張を生んでしまうのです。
カイロプラクティックの視点で見ると、
緊張型頭痛のメカニズムに神経系が
深く関わっていることが見えてきます。
次回は、
片頭痛についてご説明しましょう。
おたのしみに。
山中 英司
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