上津原 章
ウエツハラ アキラグループ
売れ残り商品から見る世の中
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仕事の合間に、
スーパーやドラッグストアに足を運んでいます。一つはおやつを買うためですが、もう一つの目的は何が買われ何が売れ残っているかを調べたいからです。
昨日と今日、売れ残りの棚をいくつか見ていました。
目立っていたのは純米大吟醸と純米酒のセット、四国のとある村のポン酢、山口県内でつくられた麦みそ、バーボン・ウィスキーといったちょっとお値段の高めな商品です。これらの商品は、定期的に買う方もいらっしゃるかもしれませんが、物価高の現在、買うのを控えたり、より安い商品を買ったりする方が増えているのかもしれません。
大企業中心で構成されている経済団体の重役は、
賃金の上昇と株価の上昇による景気の好循環がみられると言っておられますが、売れ残りが集まった陳列棚はデフレの縮図で、地方都市で暮らしている方々の本音のようにも感じられます。
30年前のバブルの頃は、
値段の高いものが飛ぶように売れていました。みんながお金を使っているから、みんなに合わせて自分もという人も多かったでしょう。それに比べ、現在はネット通販も盛んになり、安くていいものがどこで売っているのかを消費者が調べて買うことができる時代になりました。
みんなの価値観に合わせるのではなく、
自分なりの価値観でお金を使うところ、使わないところを決められる時代になりました。みなさまは何にお金を使いたいですか。
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