大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
外国人の目(不可解な日本人)-1
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日本で生まれて育った人には何の不思議も感じないことも、日本の外から見ると「不可解」で、理解不能なbehaviour (周りから観察出来る行動)がいっぱいあります。
相棒のカナダ人が "Why?" を連発している不可解な日本人のbehaviour を紹介します。
テレビの天気予報(洋服編)
にこやかなお姉さんやお兄さんが現れて、お決まりの天気予報語を使ったあと(これも不思議ですが)、「明日は気温が下がります。 長袖でお出かけ下さい。」
相棒:「なぜ、テレビで人の着るものまで心配するの? 日本人はそんなことも自分で決められないの?」
私: (Critical Thinking を使ってその行動を強引に分析します。)
「小さな頃から制服制服と、何を着るかを周りに決めてもらってるからね。 気温差に関係なく、冬は冬用制服、夏は夏用制服と強制的に従っている間に、脳の気温を感知する部分が退化したのかも知れない。 だから指示が必要なんじゃない?」
相棒:「もし、テレビで長袖を着なさいと言い忘れて、半そでで出かけて、風邪をひいたらどうなるの? テレビのせい?」
私: 「もちろん。」
テレビの天気予報(洗濯編)
何回見ても、相棒が大笑いしているのが「明日の洗濯予報」です。
干された洗濯物の絵が一日の時間の移り変わりのグラフに描かれています。
明日は洗濯ものがよく乾くでしょう。 または、明日は洗濯ものが乾きにくいでしょう・・・と。
相棒:「空模様とか、感じる湿気とかで洗濯ものを干すかどうかも自分で判断出来ないの、日本の人は?」
私: 「出来ない。 全部マニュアルが要るから。」
何年勉強しても英語が理解出来ないと嘆いている日本の方に。
カナダ人相棒の感じる「不可解さ」を「笑って」理解出来るなら、今後の英語能力の伸びは期待大ですよ。
個人の選択の自由を、この上もなく重要だとするのが英語圏の考え方です。
人間として守らなければならない法律や、社会のルールなどは必ず守りますが、個人の自由も死守します。
いつ何を着るか、いつ洗濯をするかどうかもそうですね。
そんなことをテレビから語りかける日本の現状は、北朝鮮の国営テレビ放送を笑えない気がします。
このJokeがわかれば、英語のIndividualism がもっと理解出来るかも。
Teenager と mother の朝の会話
Mother: Honey, have a nice day.
Teenager: Motherrrrrr, plea~~~se don't decide how I should spend my day.
実は私も、"Have a good time." とか言われるのが嫌いです。
「どんな時の過ごし方をしようが自分の自由なのにな。」と思います。
カナダ人の相棒は、「あなた本当に日本人?」と笑います。
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