大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「3/18 カナダ学生ビザ申請へのPAL(Provincial Attestation Letter)ですでに金儲けをたくらむ語学学校」 - 専門家プロファイル

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3/18 カナダ学生ビザ申請へのPAL(Provincial Attestation Letter)ですでに金儲けをたくらむ語学学校

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留学 大学・高校正規留学 2024-03-19 10:09

Immigration, Refugees and Citizenship Canada (IRCC)による「学生ビザ申請時にPALが必要な申請者」の詳細でが次々に発表されていますね。

 

2024年1月後半に発表された内容: 

University/Collegeレベルのほとんどの留学希望者は、学生ビザ申請時に次の2つの書類が必須。

DLI(Designated Learning Institution) から発行されるAcceptance Letter

PAL(PALは留学希望先教育機関がある州が発行するもの)

PALを添えていないApplicationは無効とする

 

IRCCは各州に2024年3月末日までに、PAL発行のプロセス準備を完了することと伝えています。 

さて、では一体どんな留学生がPALを必要としているでしょう:

 

1.Post-secondary レベルに入学するほとんどの留学生

2.ほとんどのnon-degree granting graduate programs

3.PAL提出について例外として認められていない留学生全員

 

PALが必要ない申請者:

 

* Primary and secondary school students

* Master’s or doctoral degree students

* In-Canada visiting or exchange students studying at a DLI

* In-Canada study permit and work permit holders (including existing study permit holders applying for an extension)

* In-Canada family members of study permit or work permit holders

* Students who have already been approved for a study permit and intend to travel to Canada for an upcoming program

* Students whose application we received before 8:30 a.m. EST on January 22, 2024

 

ややこしいですね。

その理由は?

 

カナダ政府のこの措置は「留学生の数が増えすぎるのを避けるため」が本音です。

また、International Student Programがビジネス化し、肝心の留学生がその隙間に落ち込み、犠牲になるのを避けるためでもあります。

 

このPAL導入だけでなく、カナダに存在するInternational Student Program自体に大きなメスが入ろうとしています。

余りにも横行しすぎたインチキが、カナダの評判をずいぶん落としてしまいましたから。

 

IRCCの他の動きとしては:

まもなく、Trusted Institutions Framework (TIF) がIRCCにより履行される予定です。

IRCCの基準を満たすDLI(認可受け入れ教育機関)には、優先的なビザプロセスなどの利点を提供するシステムです。

2024年秋からの施行を目指しています。

 

Post Graduation Work Permit(PGWP)にも大きな変更があります。 

以前はいかがわしい金儲け主義のカレッジが、PGWPへの資格があるカレッジからのコース提供契約を結びその留学期間はPGWP資格に参入されていましたが、それは廃止になりました。

カナダの大学院卒業した留学生は、今後は3年のPGWP資格をもらえます。

以前は、PGWPへの有効留学期間によりPGWPが制限されていました。

 

大学院、博士課程で学ぶ留学生の配偶者への就労ビザはやがて可能となる予定だそうです。

その代わり、他のレベルでの留学生配偶者への就労ビザは廃止となる予定ですが、詳細はまだ発表されていません。

 

2024年1月、カナダIRCCは学生ビザ申請に記入が必要な生活費の見直しを行いました。

今後は、Statistic Canadaのデータに基づき毎年金額を見直す予定です。

なんと、2000年代から一切見直しが行われてなかったそうで、「サボってたカナダ」かな。

 

学生ビザのカナダ側でのプロセスもひと手間増えました。

申請者が提出したLetter of Acceptanceを、各DLI教育機関がIRCCに「正当なものです」と確認することが義務づけられます。

確認の取れないビザ申請は却下されます。

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と、カナダIRCCはやっきになり、カナダの評判に関わるPAL制度を正しく始めようとしています。

ところが、ところが。

 

カナダ政府からBad Actorとして名指しされたような私立カレッジ、語学学校などがまた妙な動きをしています。

PAL発行に費用を請求された方はいませんか?

語学学校への追加収入にPALが利用されているみたいです。

。。。。。

 

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まさに、いたちごっこ。

留学生から取れるだけ取る。

これがカナダ留学を謳う「語学学校」の正体です。

 

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