大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ最新情報- 1/4がまともな食事取れず」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
カナダにいらっしゃい!

大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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カナダ最新情報- 1/4がまともな食事取れず

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留学 大学・高校正規留学 2022-06-07 09:34

Almost a quarter of Canadians report eating less than they should due to rising prices: survey

今日のCBCトップニュースです。

 

「高騰を続ける食料品価格のため、カナダに住む約4分の1の人が食事の量と質を減らしている。」

 

Food Banks Canadaが調べたところによると、食事を満足に取れない人が全国で増え続けているそうです。

特に低所得者層が大きな打撃を受けています。

この2年間の間に、食事を抜かざるをえず、空腹のまま過ごした経験のある人も5分の1にのぼります。

 

日常の食材であるパスタ、パン、肉類の値段が異常な上昇中です。 

約4分の1のカナダの人は「食料品を買うお金がない。」と。

 

ガソリンの高騰、住宅購入・賃貸の異常な高さ、電機・ガス代の急激な上昇などにお金が必要で、食品にまで手が回らない人が増え続けています。

カナダは広い国ですので、車がないとどこにも行けませんし、目的地までの距離も半端なく遠いです。

住宅購入はまず無理。 普通の2部屋の一軒家が1億以上という異常さ。

それに連れて賃貸も、2部屋のアパートにも25万かかる有様で、空き家率も低いところから借りるのもなかなか困難。

 

オイルもガスも出る国カナダのくせに、なぜこんなに光熱費が高いんだろう?と不思議ですが、高いです。

光熱費が払えずに止められる人も増えていますが、冬になるとこの寒いカナダでは死活問題です。

 

食品の値段に至っては1年前と比べると9.7%も高くなっているとか。

感じますね、スーパーに買い物に行くと。 手にとっても買う気が失せるほど高いです。

カナダの人たちの買い物の中身を観察しても「こりゃ大変だ」と思うほど少ないです。

 

肉売り場に並ぶ内容も変わって来ました。

鶏肉はもともと高いカナダですが、胸肉2枚で1500円には思わず引きましたね。

ポークミンチ300g入のパックも以前は$5、今は%7。 すごい値上がりです。

ビーフも高すぎなので、以前は見たこともないクズ肉のような「これ食べれるの?」というものが売られています。

 

日用品も軒並み驚きの高さ。

トイレットペーパーも、特売の張り紙を見て近寄ってみると、なんと$6で今まで9ロール入ってその値段だったものが、6ロール入パックに変わっていました。 ひどいインフレごまかしです。

 

さて、カナダに留学希望のみなさん。

これは何を意味するかわかりますか?

 

ホームステイはますます無謀な生活形態になっています。

もともと、経済的に困窮し少しでも余分のお金がほしい人たちがホームステイ費を目当てにホストをしていたのがホームステイの実態です。

その人たちを特に直撃しているのが今回のインフレ。

家族の食料にも事欠く人たちが、留学生にまともな食事を提供出来るとはとても思えません。

光熱費も高騰しているということは、「シャワーは3分まで」「洗濯は週一回」「夜遅くまで電気を使わないこと」などという馬鹿げたルールがもっと異常なものになっていくかも知れません。

 

今のカナダでは、ホームステイ費を現在の倍にでもしない限り、ホストが留学生の面倒など見れる状態ではないでしょう。

 

アパートを借りる予定?

Good luck!

バンクーバー周辺では、まず見つけることも至難の業です。

プラス光熱費を入れると、本当に食費に回せるお金は残らないかも。

 

「満足に食事が取れない」というのは人間の精神状態に大きなマイナス影響となります。

脳が求める生物的欲求が満たされないままでは、行動や感情のコントールも難しくなる可能性があります。

それを反映するかのように、背筋が寒くなるような事件が一般の社会で頻発中。

 

日本からの留学生の多いBC州から拾ったニュースをリストアップしてみます。

 

・中国人がわんさか住むリッチモンドでは相変わらず銃で撃ち殺される人が耐えません。6月5日にも74歳の男性が撃たれました。

・コキットラム(エージェントが高校留学生を多く送り込む地域。危ないのに!)の小学校近くの公園で一人を集団で刺し続けた事件。

・ノースバンクーバーのSeaBusターミナル(バンクーバーへの大きなSeaBusが出るところで、人がたくさん集まります)で長刀を持ち、人を襲っていた10代の若者(13歳と17歳)が捕まりました。ランダムに切りつけていたらしく、ひどい切り傷を負った人も。

(楽しい小さな店が並ぶモールも隣接しており、私も何度も訪ねたことがありますが、ここでそんなことが!と怖いです。)

・East Vancouverのガススタでいきなり刺された事件

・サレー市のSuperStoreでいきなり女性を刺して逃げた女。ランダムアタックだそうです。SuperStoreで買い物中に刺される?知らない女に? 背筋が凍りますね。

まだまだまだまだありますが、書ききれません。

 

カナダ社会は今こんな状態です。

 

留学中の人は危機管理を怠りなく、自分の身は自分で守ることをお忘れなく。

 

未成年の高校留学?

Are kidding me?

上記犯罪の起こっている地域には「わぁ〜い!」とエージェントに騙されて送り込まれた日本人高校生がいっぱいいますよ。

高校留学はしないこと

 

円安で困っている大学留学生のみなさん。

こればかりは、アドバイスの仕様がありませんが、正式な大学学生ビザで可能なアルバイトを見つけ、カナダドルを稼いでしのぐこともひとつの方法かも。

私も円安で困ってます!

日銀の世界から遅れた政策に毎日腹を立てています。もぉ〜〜〜!

 

自衛して踏ん張るしかないですね。

 

大学留学生のみなさん、頑張りましょう!!

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