９月に入り、カナダの社会情勢が一層危険になったようです。

「カナダは留学大丈夫ですよ〜」というとんでもないデマを恥ずかしげもなくばら撒くエージェントに騙されないように。

大学は新学期からの対面授業を予定、高校も同じく。

学内でのワクチン未接種者の扱いをどうするのか、未だにもめにもめています。 

学校を取り巻く社会がギスギスしていることも大きな原因だと思います。

１．カナダのコロナ感染状況が悪化しています。

BC州だけでも199名が入院、112名がICU。

一日の感染者数は785名、死亡2名。

入院患者の83.4％はワクチン未接種者。

もともと人口の少ないカナダでは相当大きな数値です。

先週と比べて43％の増加というのも怖い数字です。

BC州のトップドクター言　"in a pandemic of the unvaccinated."

「今は、ワクチン未接種者のパンデミックとなりました。」

ワクチン接種率が異常に低いアルバータ州。

この第4波の入院数は1500名に上る予想です。

10月最初には一日の感染数が6,000名を超えるとも予測。

ICUの許容量も超えると言われています。

すでにアルバータでの「急を要しない手術」（ガン手術も含まれます）はすべて延期となっており、政府からのワクチン接種呼びかけも必死ですが、陰謀説論者がのさばり、住民みんなを危険に陥れているのが現状です。

２．根拠のない陰謀説に基づいたマスク反対、ワクチン反対を唱える人たち（主に白人）が暴れています。（カナダ全土）

９月に政権をかけた国政選挙を予定しているカナダでは、特に「マスク着用」「ワクチン接種」を唱える現政権Justirn Trudeau首相への反対運動がまるでトランプ支持者のように暴力的になっています。

昨日、バンクーバーで最大の総合病院であるVancouver General Hospital前に数千人が集まり、医療従事者に暴言を浴びせ威嚇。

BC州政府が計画しているワクチンパスポートは「差別だ！」とわけのわからない文句を言っています。

周辺の交通も麻痺、住民たちは大迷惑。

患者の命を守るため働いている医療従事者を攻撃する人たちの身勝手さには大きな怒りを感じます。 

このようなレベルの低い人たちは、人種攻撃にも加担する傾向が強いですので、留学生のみなさんは十分注意して下さい。

３．University of British Columbiaの学生が数百人の密集したFraternity Partyで大暴れ

UBC内のFraternity VillageでのPartyでは数百人がマスクなしでダンスに興じたとカナダ警察が発表。

警察が出動してみると、５百人以上の学生がいくつかの場所に分かれ、大騒ぎのPartyをやっていました。

州政府の規制である50人以上の集会禁止、屋内ではマスク着用なども完全に無視。

警察は主催者に＄5,000ドルの罰金を課したそうです。

Party内で撮影されたビデオのCaption　"Who said party life at UBC wasn't a thing,"

「PartyライフがないUBCなんてあり得ない」

本当に自分勝手ですね。

UBCへの留学生のみなさん、こんなものには参加してませんよね。

４．最悪の高校留学プログラムを持つラングレーで、今度は日本人（日系？）女性行方不明。

犯罪に巻き込まれた可能性もあると警察が動いています。

深刻な犯罪を扱う　the force's serious crime unit　の管轄だそうです。

40歳のOnotera Naomiさん、8月29日以来行方不明。

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毎日毎日暴力犯罪の起こっている社会に戻ってくる留学生のみなさんは、くれぐれも気をつけて。

自分の身は自分で守れるように、危機管理を怠りなく。

間違っても馬鹿なPartyには行かないように。

日本から送り出す親のみなさん、カナダは日本とは異なる常識を持つ国です。

日本ではこうだからは通用しない社会であることを肝に命じ、今後の留学生活の見直しも必要かも知れない荒れたカナダであることを知っておいて下さい。

カナダにいらっしゃい！が言いにくいカナダです。

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