クリティカルシンキングがなぜ日本人に必要かが、まるで教科書のように示されている質問です。

クリティカルシンキングが出来ない日本の親子が、ずるい留学エージェントとカナダのスクールボードにコロッと騙されるはずですね。

【質問】

カナダで高校卒業留学を目指しています。

カナダ高校を卒業した子供さんを持つある方に相談したところ、卒業留学はカナダ現地のスクールボード（教育委員会）の迷惑にもなるのでエージェントを通すようにと言われました。

また、ある方に難易度を聞いたところ、日本で平均以上の成績があれば大丈夫と言われました。

人によって言うことが違ったり、情報がありすぎで迷っています。

【回答】

まず、カナダへの高校留学は当分の間考えないことです。

カナダ社会はパンデミック真っ最中・大混乱しています。

先日書いたコラム「渡航中止勧告中のカナダに未だ未成年の高校留学生を送り続けるエージェントがいるのはなぜ？」でもカナダの現実を伝えましたので、よく読んでみて下さい。

今ちょうどアメリカのニュースでトランプが大嘘の記者会見をしています。

自分が負けたことを認めず、証拠も何もないのに「自分の選挙が盗まれた」とボケた目をしてしゃべっています。

嘘を並べ立て、自分がリーダーであったはずの国の民主主義を攻撃し、ヨボヨボと会見場を去りました。

余りにも根拠のない嘘を並べるのでアメリカの主要放送局は会見を放送しませんでした。

「嘘で民主主義を潰す企みには加担出来ない」と。　

大きく２つに分断されたアメリカはこの先回復に相当の時間を要すると思います。

すぐ北に位置するカナダはまともに否定的な影響を受けていくことになります。

アジアの極東に位置し、ほぼ単一民族で成り立つ島国日本で育った方には想像もつかないほど動的な環境に変わって行きます。

カナダ政府は外国から来る未成年を守る義務はないこともよく念頭において下さい。

パンデミック真っ最中、この先もかなりの期間パンデミックの後遺症は残ります。

未成年が親元を離れて外国で他人と暮らし、機能していないカナダの学校に高い授業料を払い、まともな教育もなく、行動の自由もない閉じこもった生活をするために高校留学することの非合理さをよく考えて下さい。

ここまでは、現在の世界・カナダの状況からのアドバイスです。

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高校卒業留学に関しては、パンデミック前の状況を鑑みアドバイスを書いておきますが、まずは2020年1月、パンデミック直前に公開したeBook「カナダ高校留学の実態」をお読み下さい。

1994年以来Canadaで目撃して来た汚い高校留学の現実です。

高校留学、特にカナダの高校を卒業することがいかに無謀な計画であるかがおわかりになるはずです。

それでも、どうしてもカナダ高校留学が諦められないなら、次のことだけは真摯なアドバイスとして覚えておいて下さい。

・決してエージェントは通さないこと。　自分と親とでスクールボードと直接交渉すること。

・日本の中学までの成績はトップクラスであること。　特に数学・理科が優秀であること。

・クリティカルシンキング思考法を運用出来ること。

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最後に「あの人がこう言った」「この人はこう言った」とたった一人や二人くらいの個人的意見でマゴマゴしまうことについて。

クリティカルシンキング思考法が出来るようになるとあっという間に解決しますよ。

クリティカルシンキングの重要なステップ”Don’t oversimplify”「物事を単純化」を学ぶこと。

子供の留学経験した親は、自分の子供のエピソードだけを元に論じているだけです。

その人とあなたとは全く異なります。

性格も、知的能力も、日本の学校で何を学んだか、留学後の希望、親の方針、親の経済力などなど、まだいっぱいあります。

その違いを無視して、留学する生徒はみな100％同じであるとの思い込みから成り立つとても危険な考え方です

あなたのような日本の若い人たちに、本当のクリティカルシンキング思考法を知ってほしいと思いCritical Thinking Courseを運営しています。

留学生のための英語学習サイトUX Englishから。

将来を考えるさいにもとても役に立ちますよ。

ぜひ。 

Be a Wise Critical Thinker.

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Canada Club（New Normal 大学・高校留学）

「カナダ高校留学実態総集編」eBook ダウンロード

「クリティカルシンキングがわかる」eBookダウンロード

日本人のためのエッセイ・クリティカルシンキング学習サイト　UX English 

Podcast [カナダにいらっしゃい！]