大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「「絶対高校留学します」が前提の「夢の留学先探し」」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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「絶対高校留学します」が前提の「夢の留学先探し」

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留学 大学・高校正規留学 2020-01-15 08:10

「高校留学」についてのご相談、2020年になっても続々といただいております。

メールの返信に大わらわですが、必ず返信をお返ししています。

 

ご相談傾向が多少変わったかなと思えるプラスのニュースから。

 

「いい事しか言わないので、エージェントは信用出来ない」

「留学フェアでも良いこと尽くめの話だけなので鵜呑みに出来ない」

が、以前に増して多くなりました。

Yay!

 

私の書いた「カナダ高校留学の実態」eBookが貢献しているのでしょうか、それとも日本の親にもそろそろ実態が伝わって来ているのでしょうか。

いずれにしても、好ましい傾向だと思っています。

 

エージェントにとっては私のような存在は目の上のたんこぶでしょうけどね。

 

ただ、どうしてもおかしいと思える現象も観察しています。

今度はマイナスのニュースです。

 

「高校留学」の相談をなさる方の多くは、「高校留学は絶対します!」がスタートラインのようです。

「高校留学」することについてのご相談ではなく、「高校留学したい(させたい)のですが、どこがいいでしょう」がご相談の多くを占める現実は変わりません。

 

もっとも、「高校留学すべきかどうか」を悩んでいた方は「高校留学実態eBook」を読まれたあと、「すべきではない」に傾かれ、その後は特にご相談の必要がないのかも知れません。

私がFeedbackをお聞きしていないだけかも知れません。

 

そうであれば、一人でもカナダで人生の大切な一部を台無しにする日本人高校生が減ったことをとても嬉しく思います。

 

「高校留学ありき」のご相談にも、もちろん丁寧に詳細を返信させていただいております。

が。

 

そこで気がついたのは:

 

1.「この学区を勧められたのですがどう思いますか?」に詳細な情報を持ってお応えすると、「では他のの地域で良いところを教えて下さい。」と続きます。

 

どうしても、「日本人留学生に最適な学区が存在する」概念からは抜けられないようです。

「そんな学区はない」から「高校留学」を考え始めるようにして下さい。

 

 

2.「このエージェントにこんな学校を勧められたのですが。。」に、ひとつづつ詳細をお応えすると(エージェントの勧めるカナダの高校は酷いところが多いです)、ではこのエージェントではなく他のエージェントのところに相談してみます、と。

 

「高校留学にはエージェントありき」も、がっちり固まった固定観念なのでしょうか。

エージェントは使ってはいけませんよ、日本の親子のみなさん。

エージェントの金儲けの道具になるだけですから。

 

 

3.「カナダ高校留学の実態」を読むとカナダの高校留学事情が悪いとよくわかりました。 では、オーストラリアがいいのでしょうか、と。

 

オーストラリアも、ニュージーランドも、アメリカも、イギリスもみな同じか、更に問題点の多い留学事情です。

トランプアメリカは言語道断なのはおわかりだと思います。

 

公教育が積極的に高校留学生を受入、教育レベルも高いカナダ、人種差別を厳しく禁止しているカナダ、世界の自由主義をリードするカナダは、英語圏留学の中ではベストだと思っています。

 

そのカナダでもこれだけの問題があるということは伝わってないのか〜とショックを受けることもたびたびです。

 

早い話、他の英語圏には私のように真実を発信する媒体がないのかも。

そこを理解していただけると幸いです。

 

 

これら3つのエピソードから言えること。

 

「高校留学は絶対する!」前提の方が非常に多いこと。

なぜ、そこまで決意が固いのかも非常に興味のあるところですが。

 

どんな問題点を知ろうとも「高校留学は絶対する!」は変える気はない。

従って、他の国、他の学区、他のエージェントを探し続け、結局どこかの国の、どこかのエージェントにだまされ、どこかの国のどこかの高校に留学する。

 

結果は「こんなはずではなかったのに。。。」

 

「とにかくどこかに高校留学させなくちゃ!」はなぜですか?

 

何が目的ですか?

 

「英語を学びたい」は高校留学の目的ではないですよ。

「英語の基本がカナダの15歳レベルある日本人」だけが、高校留学し、その成果を目的として達成することが可能です。

 

「英語」以外の目的は何ですか?

大切な未成年の子供さんを「なぜかすでに決めてしまった高校留学」に送り出す前に、じっくり時間をかけて親子でお話しください。

 

そんなご相談であれば喜んで時間をかけてお手伝いさせていただきたいと思います。

 

2020年、果たして何人の「高校留学ありき」日本の子供を救えるでしょうか!

応援していて下さい。

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