大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ高校卒業に不可欠な新学習習熟度とは」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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カナダ高校卒業に不可欠な新学習習熟度とは

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留学 大学・高校正規留学 2019-05-09 08:30

高校留学生には雷が落ちたくらい衝撃的に、カナダの高校卒業規定が変わります。

しかも今年(2019年)から。

シリーズでお伝えしている超難関の高校最終試験情報です。


「日本人留学生にとりカナダ高校卒業が更に困難に」では、カナダ、ブリティッシュコロンビア州で今年から実施される卒業州試験 Graduation Literacy Assessment の概要について書きました。

「より難易度が上がったカナダ高校卒業に必須の『読み書き能力』」では、日本の高校レベルからは想像もつかない”Leteracy”を試されるという情報を分析しました。

「カナダ高校卒業に必要なクリティカル・シンキングとは」は、Claim Testingと呼ばれる能力が卒業試験の核であることを説明しました。


最後のまとめとして、カナダ(今回はBC州)が高校卒業を認定する生徒に、どこまでの習熟度を要求しているのかをお伝えします。


Proficiency Scale(習熟度の尺度)としてBC州が発表しているのがこれです。

 

左から右に行くに従って習熟度が上がります。

卒業への関門 Graduation Literacy Assessment で合格点を取れるのは、右の2つのレベルに達した生徒のみになりますね。


Proficiency Scale


1. Emerging (やっと能力の芽が見え始めた段階)


The student demonstrates an initial understanding of the concepts and competencies relevant to the expected learning.

(生徒が学習内容への初歩的理解を見せ始める。 高校レベルに要求される理解度への片鱗を見せる。)


カナダでは、ここまでの訓練は小・中学校で終えています。

日本人がカナダの高校に留学した場合、まずは十把一絡げ状態でESL(ELL)という英語が母国語でない生徒専用のクラスに放り込まれるのは、これが理由です。

英語が出来ないのも一因ですが、思考能力が一番の問題です。

日本の学校では、「自分で考える」というプロセスが完全に取り除かれていますので、そこから来た日本人留学生は「まず初歩的な思考訓練」が必要になるわけです。


1年も2年もの間ESLに留め置かれる留学生は、「思考能力の欠如」+「英語基本能力の欠如」というダブルパンチをくらっているようなものだと思います。

「なかなかEnglish10に上げてくれない!」と不満を言う留学生からの相談も多いですが、「上げてくれない」のではなく「上げられない」ほど能力が低いという現実を注視する必要がありますね。



2. Developing (部分的な理解を始めた段階)


The students demonstrates a partial understanding of the concepts and competencies relevant to the expected learning.

(生徒が学習内容への部分的理解を見せ始める。 高校レベルに要求される理解度が上がって来る。)


ここがやっとEnglish10レベルに届き、English11へと進ませてくれる過程です。

クリティカル・シンキング思考法もより深くなり、読書量も大幅に増え、授業への参加度も高くなることが期待されます。


日本からの留学生の場合、ESLを通り抜けこの段階まで来ると、毎日寝る間もないほどの勉強が必要となります。

本を読むスピードも遅いですし、内容の文化的背景の理解もカナダの同級生には到底敵いません。

宿題のエッセイも、先生の指示の100%理解は難しいところから、例えパスしたとしても、点数は低いのが普通です。

妙な話ですが、高校により教師により評価も様々ですので、「非常に厳しく指導される」環境にいないと、次のレベルで大きなどんでん返しに会いショックを受ける留学生をたくさん見てきました。

English12は別物です。



3. Proficient (習熟度が完成)


The student demonstrates a complete understanding of the concepts and competencies relevant to the expected learning.

(生徒が学習内容を完全に理解出来る。 高校レベルに要求される理解度も完璧。)


English12のクラスをすいすい渡ることが出来る留学生がこれに当たります。

30年近くの「カナダ高校留学支援」経験からは、ほんの一握りの日本人留学生がここまで到達出来ただけです。

もちろん、成績もEnglish12の授業では80%程度は取る必要があります。

授業成績60%, 州試験40%の配分ですので、少なくとも授業成績は80%は絶対ほしいところです。

州試験では、かなり優秀な日本人留学生でも60%取れれば「バンザイ!」という難しさですから。

(カナダの大学進学時には成績がかなり重要視されます。日本の帰国生入試も同じです。)


上記2番で足踏みしてしまった留学生は、English 12(アルバータ州ではEnglish30-1)履修は出来ず、Communication12(アルバータ州ではEnglish30-2)を取るよう言われます。

それもパス出来ないケースが非常に多いですが。

Communication12では大学進学資格はなくなります。



4. Extending (非常に高度な習熟度・大学レベル)


The student demonstrates a sophisticated understanding of the concepts and competencies relevant to the expected learning.

(生徒は、高度な学習内容理解度を見せる。 高校レベルを超え、大学レベル。)


English12のまとめである、州試験(BC州ではGraduation Literacy Assessment)で約90%以上を出す高校生がこれに当たります。

カナダのトップクラスの高校生と言えます。

例えばBC州にあるブリティッシュコロンビア大学入学には、90%以上は必要なのが最近の傾向です。


ここまで届く日本人留学生は非常に稀だと言えます。

また、そのような資質・能力を持った日本人高校生ならば、カナダの高いレベルの教育に留学する価値は十分あると思います。

カナダの優秀な頭脳の仲間入りです。

_______________________

 

留学中の日本人高校生のみなさん。

あなたは今どのレベルにいますか。


「カナダの優秀な頭脳の仲間入り」を目指す方、ご相談下さい。

頑張っていただきたいですからね。


Go Japanese students Go!


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