大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「カナダ・中国関係最悪の中、中国が「カナダ高校留学の実態」にブチギレ」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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カナダ・中国関係最悪の中、中国が「カナダ高校留学の実態」にブチギレ

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留学 大学・高校正規留学 2019-02-05 04:51

中国とカナダとの関係が最悪になる中、中国からの留学生がカナダからどど〜っと消える可能性が持ち上がっています。。

カナダ中の全留学生のなんと3分の2を占める中国人。

その授業料が飛んでしまったら、それに頼り切っていたカナダ中の高校・大学はもちろん、カナダ経済への大打撃も予想されます。

中国へのラブコールを繰り返していた「カナダ高校留学プログラム」は「そんなぁ〜」と大慌て。

 

カナダへの高校留学生は平均して年間$14,000の授業料を払います。 ホームステイ費は平均で月$850 ~1100。

それに加え、カナダの生徒を訪問する家族や友達が落とすお金などを加えると、2014年の統計では総額$11.4 billion にものぼり、カナダのGDPを$9.3 billion 押し上げ、123,000の職を作り出しています。

 

その3分の2が消える危機的状況に直面しているのが、今のカナダと中国の関係です。

 

カナダの公立高校が留学生の受入を始めてから30年近くになります。

その間、中国人留学生の数はうなぎ登りに増え、特にこの10年、カナダのSchool Districtsは中国エージェントとにかなりご執心でした。

その結果、カナダのどこの高校・大学でも中国人留学生で溢れかえるようになった現在です。

 

カナダの経済にここまでの影響を与える「中国人留学生の運命」を逆手に取り、中国は下記の不満をカナダにぶつけ始めました。

是正しないなら、中国からの留学を止めるぞ!と。

 

「カナダ高校留学」を中国が轟々と非難している点:

(よく読んで見てください。 たくさんのお金を払い、未成年の子供を預けたカナダ。 これはおかしいだろう!という非難点は、日本の親から見ても同じのはずです。)

 

1.未成年の高校留学生へのサポートがいい加減すぎる。 高い授業料を払っているわりには放ったらかしが目に余る。

 

未成年がはるばる外国にやって来たのに、School boardsの留学生プログラムのサポートもいい加減、州政府も知らんふりなのは納得できない。

授業料だけ巻き上げてこれはおかしい。

カナダ政府が、野放し無法状態の「留学産業」を規制すべき。

 

2.「留学産業」が「金のなる木」として独り歩きし、法律も適用されず、未成年の留学生が犠牲になっているのはおかしい。

 

カナダでの中国人留学生の面倒をみるはずのSchool Boardの仕事が手抜きすぎる。

各School Board が勝手に決まりを作り、授業料も、ホームステイ費も、Custodian 費用もバラバラ。

留学生は文句も言えずに従うしかない。


3.中国の親が期待するサポートが提供されていない。

 

親や祖父・祖母に甘やかされて育っている中国の子供が、カナダでも同じように手厚い保護を受けられることを期待している。

カナダが中国の子供のbabysitterをすることは不可能だが、留学生の親を満足させるような手厚いサポート体制が必須。

 

4.こんなに留学生の数が増えたのに、政府が介入していないのはおかしい。

 

2007年以来カナダに来る留学生の数が51%も上昇し、2016年現在、カナダ全土の留学生の数は400,000名。

うち3分の2は中国人なのに、なんでカナダ政府はもっと本気で面倒をみないのか!

 

5.カナダ移民局には留学生用の苦情窓口が全くない。

 

義務を果たさないホストファミリー、費用だけとって面倒をみないCustodian, 態度のでかいSchool District担当者などへの苦情を移民局にいくら出してもなしのつぶて。

留学生の苦情を無視するカナダ政府。

 

6.中国の文化をもっと理解して留学生の面倒をみろ。

 

中国の子供は苦情を言うのはよくないと教えられ育っているので、我慢し過ぎてしまう傾向がある。

そして、よくないことが起きると「自分のせいではないか」と自分を追い込んでしまう。

そんな中国文化など知る気もなさそうだ。

  

このような中国からの要求について、トロント学区留学生プログラムmanagerのSmita Senguptaはこう言い訳している。

「留学生の要求に応えられるカウンセラー、職員の数は足りていない。 学校には留学生出身国の文化や言語をもっと理解出来る職員が必要だと思うが。。。」

 

CBC記者はそれに対してこう再質問「留学生の払う高額な授業料があるのに、なぜそれを使って適切な人材を配備しないのか?」

それへのSmita Senguptaの返答「留学生の授業料をどう使うかは、学区が決めること(余計な口出し無用)」

 

これが「カナダ高校留学」の裏側です。

 

わざわざ未成年の子供を中国から甘い言葉で勧誘し(日本の子供も同じくエージェントとカナダ受入学区の甘言で勧誘されます)

親から引き離し(まだ親が必要な年代だとわかっていながら)

挙げ句の果てに、おざなりな責任しか果たさない (受入学区の人達は公務員仕事しかしません)

各School Districtだけでなく、管轄している州政府は、もっと真剣に留学生の面倒を見るべきだ (カナダ市民ではない留学生の面倒をみる責任はないと、以前に回答をもらったことがあります。 授業料で儲けているくせによく言うな〜。)

 

今回のカナダ・中国との不仲のおかげで、中国人の口から「カナダ高校留学」のずるい実態が急激に明るみに出ているのは大歓迎です。

日本の親も、この際普段から不満や疑問に思うことに声を挙げてみる絶好の機会だと思いますけどね。

 

さて、カナダのGDPは大打撃を受けるかな?

じゃ、中国よりもっと日本人の親を騙そう!というキャンペーンにだけは引っかからないよう注意して下さい。

参考記事 "Experts say young foreign students left vulnerable by unregulated industry" (CBC) 

 

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