大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「留学の夢物語」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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大澤 眞知子

オオサワ マチコ
( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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留学の夢物語

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留学 大学・高校正規留学 2018-02-10 03:49

「留学」の相談を受けるたびに思います。 「幼いなぁ」と。

現実を話すと「夢を壊さないでください!」と怒り始める人もいます。

そんな人には「じゃ、行ってから夢を壊して下さい」としか言いようがないですね。

 

(質問)

 

しっかりとした夢はないんですが、留学をしてみたいです‼︎
夢がないのに留学はいけないことでしょうか??
将来は外国に携わる仕事をしたいです。
英語は苦手ですが、高校卒業までに2級を取りたいと思っています。

留学の費用は親は出してくれないので自分で出します。

(留学のためにバイトをしてお金を貯め続けています)

 

(回答)

カナダから「留学」の現実をアドバイス致します。

日本からやって来る優秀な若者が大学・高校の卒業資格を取る支援をして、30年近くになります。

 

「留学」という言葉が独り歩きしている日本では「みんながするから!」と「留学」に憧れるのも理解出来ます。

ただ、「留学」の現実は非常に厳しく、準備も能力もなしでカナダや他の英語圏に押しかけてくる日本人の大多数は、何の成果もなく、人生の大切な一部分を無駄に過ごして帰国して行きます。

 

今の日本には、その程度の「似非留学」経験をした人が相当数いますので、単に「留学」した事実は何のプラスにもなりません。

就職にも、英語力にもプラスはなく、ただ単に「海外にちょっと行ってました」という自己満足にしがみついているのが現実です。

 

1.夢を持つのはとてもいい事です。

 

自分の将来について大きな夢を持ち、その夢にたどり着くための具体的な目標を立て、努力をしていく。

将来への計画を立てる能力は、地球上の生物の中で人間しか持ち得ないものですから、夢を持つことはとても大切だと思います。

 

ただ、抽象的な夢では何の計画も立てることが出来ません。

「留学したいです!」

何が目的?

自分の能力のどこが留学に適していますか?

 

など、具体的な「夢」が必要です。

 

「英語が出来るようになるのが留学の目的」という日本人が多いのも、非常に深刻な問題ですので、知っておいて下さい。

「留学」は英語(または自分が行った国の言葉)で勉強することです。

英語を勉強に行くのが「留学」ではありませんよ。

英語が出来ない人は留学しないこと。

 

また、自分の特性・能力をよく知っておくことも必須です。

それを伸ばすのに、日本ではなく外国を選ぶのが「留学」です。

 

2.「外国と関わる仕事がしたい」を「留学」の目的に持ってくる日本人が多いですが、とても幼い考えです。

 

「外国と関わる仕事」は現代のGlobalization 環境の中、ほぼすべての人間活動に当てはまります。

その人間活動、商業活動の中で、自分の能力を最大限に発揮し、他と差を付けられる分野を勉強しなくては意味がありません。

 

ただ英語が少々出来るだけでは、雇ってくれる人も機関もありません。

確固たる専門分野があり、その分野で高いスキルを持ち、しかも母国語と英語の両方を高いレベルで運用出来る能力を持つ人のみが、Globalization の波に乗って活躍出来る人です。

 

3.英語が苦手、また日本の学校での成績が芳しくない場合、「留学」の夢を語るのはまだまだ先です。

 

英検2級程度では、英語圏の大学レベルにははるかに届きません。

(1級でも難しいです)

一度TOEFL, IELTSなどの試験を受験してみることですね。

TOEFL iBT 90に届く可能性がある能力なら(高校生なら60は必須)、英語圏の大学進学も視野に入ります。

日本人にとり、TOEFLiBT90がどのくらい手の届かないスコアかどうかを、自分で実際に受験経験をして確かめてみるのがベストです。

そこで現実に直面出来ると思います。

 

4.留学には高額の費用がかかります。

 

例えば、カナダの大学の場合、フルタイムの年間の学費だけで300万〜700万かかります。

地域にもよりますし、履修する内容にもよりますが、安くはありません。

それプラス生活費がかかりますし、安くはありません。

 

それをまかなうのに、高校生のバイトの貯金では届きません。

厳しい現実ですが、それも理解しておくことが必要です。

 

 

さぁ、ここまで読んで少しは現実的になりましたか?

厳しい現実の中で、果たして自分に何が出来るか、どんな具体的な目標を持てばいいのか、熟考してみて下さい。

その熟考の結果が、新しい「夢」となるはずですから。

 

今は、日本の学校の勉強に専念し、進学する際、どこの大学、どの国の大学に出しても認められるような成績を取ることが必須だと思います。

日本語で勉強した基礎がないと「留学」は成り立ちません。

 

Good luck!

 

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