大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「「留学したら英語がわかるようになりますか?」」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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( カナダ留学・クリティカルシンキング専門家 )
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「留学したら英語がわかるようになりますか?」

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留学 大学・高校正規留学 2017-11-21 02:48

「留学」に関しての質問でトップ3に入るのが「留学したら英語がわかるようになりますか?」

「現在の能力」そして「何年とこに何を勉強しに行くのか」が完全に抜け落ちた「他人にお任せ式」の質問ですが、答えは NO です。

「留学」を考えているみなさんは、この NO をよ~く考慮に入れておいて下さい。

 

こんな質問に回答しました。

 

今高校2年です。

父親にホームステイの事を話したのですが2週間、1週間行っただけで英語が分かるのかって言われてそうでもないと思わされました。1週間、2週間行くんであれば自分のお金で行きなさいと言われて。

それで、1年アメリカに留学するのはどうかなと思っています。

 

(回答)

 

お父さんから賢明な忠告をいただきましたね。

正に正論。

 

カナダで長年「留学」のサポートをしています。

日本からやって来る優秀な高校生・大学生がカナダでDegree を取得するのを助けて来ました。

 

「留学したら英語がわかるようになりますか?」という一般的な質問に対しての一般的な答えは “NO” です。

1週間でも、1年でも、2年でも4年でも同じです。

 

英語の本質を理解し(クリティカルシンキング思考法)社会生活だけでなく、仕事の場でも問題なく英語を運用出来るようになるためには、確かに「留学」は必須の手段です。

が。

ほんの一握りの日本からの留学生のみが「英語が出来る」ようになり、留学先で仕事をみつけたり、日本に戻り大活躍しています。

 

その、ほんの一握りの成功者になるためには、次の資質・能力が絶対必要条件となります。

 

1.日本の教育制度でも、成績優秀者であること。

 

確かに、日本の教育制度には大きな欠点があります。

丸暗記主体、クリティカル・シンキング欠如、IT欠如の教育現場など。

しかし、どんな制度であれ、もともとの知的能力が優れていれば好成績を達成することは難しくはありません。

 

ろくな成績も取れないくせに、それを日本の学校や教師のせいにし「留学」する高校生がずいぶんいますが、全くのお門違いも甚だしいです。

 

日本の教育の良い所「脳にたくさんの知識を詰め込み、それを情報として利用出来る能力」「よく訓練された学習態度」を能力として持ち、その強固な土台の上にカナダの制度の特徴であるCreative Critical Thinking を学ぶ。

これが留学です。

 

学習基盤も乏しく、学習態度も真摯ではなく、成績も芳しくない日本の学生が「留学」をしても英語の考え方は理解出来ません。

英語の思考法を理解することが、英語が出来るようになる唯一の方法ですから。

 

 

2.中学・高校の成績はそれほど芳しくないが、「留学」に向けて学校の成績も上げ、クリティカル・シンキングが何たるかに近づくための準備を十分していること。

 

「留学」後、かなりの苦労が待っていますが、自分がなぜ苦労していかの理由がわかります。

クリティカル・シンキングについていけていないことが理由です。

 

目的に到達するまでに、#1のケースと比べると、ずいぶん時間がかかりますが、強い動機を持っている方であれば「英語が出来る」レベルになるのも不可能とは言えません。

 

 

3.精神的に大人であること。

 

自分では何も決められず、「留学」=「エージェントのプログラムに参加」では何も生まれません。

自分で各国の制度を調べ、留学制度を調べ、地域・学校も調べ、自分で問い合わせを出せるくらいの行動力・判断力が必要です。

 

また、「留学」後、現地の人たちとの関わりについても、日本のように「みんなと同じことを集団でやる」は通用しませんので、「留学」先の社会の中でひとりの大人として良識をもった行動が出来ることが必須です。

そうすれば、まわりの良い大人たちが協力して助けてくれます。

「留学」先の社会の一員となれます。

 

自分ひとりでは、また日本人とつるんでも、エージェントにお任せでも、何も始まりません。

折角の外国で、現地の人たちとは完全に隔離された「日本人村」で遊ぶだけの体験となってしまいます。

 

______________________

もし、あなたが上記1,2,3をクリア出来るなら、ぜひ「留学」して下さい。

大きな成果となり、将来への財産となること間違いなしです。

日本にはそのような「日本の外を知っている優秀な若者」が必要です。

 

もし、どれにも当てはまらないなら、計画中の「似非留学」は全くのお金と時間のムダ使いです。

お父さんの心配が正しいです。

 

そして、もし、1,2,3に当てはまらないのに無理やり「留学」したいなら、「英語が出来るようになる」期待は完全に削除してから来てください。

単に「海外旅行」に行く体験と同じだと認識してから、お金を使う決心をして下さい。

 

Good Luck!

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