大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「日本の女性差別は世界の笑いもの - New York Times より」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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日本の女性差別は世界の笑いもの - New York Times より

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迷子になった日本の教育 2017-10-22 04:46

New York Times (Oct.21)の記事の見出し。

“Japan Ranks Low in Female Lawmakers. An Election Won’t Change That.”

 

日本の女性議員の割合は、涙が出そうな9%。

193カ国中165位。 先進国の中では涙も笑う最下位。

 

今回の選挙で変わるか!と思ったけど、いやいや。

安倍自民党の圧勝で、女性の地位向上などまた炭に追いやられオヤジ政治が始まる。

 

女性が政治家になるのがこの上なく難しい国、日本。

社会が女性に求めるステレオタイプが余りにも古すぎますね。

 

女性が選挙に出ると話題になるのは、既婚とか未婚とか、見てくれとか性質(女らしい?)とか。

民のために働く能力・スキルなど問題にならず、メデイアも「若い、かわいい!」とか、過去の恋愛関係を暴き立てる。

反吐が出ます。

 

私ごとですが、日本で20代後半から事業を立ち上げ、小さいながらも「クリティカル・シンキング」を教える牙城を38年間守り抜きました。

愛媛の中堅都市という土地柄もあり、周りの雑音のすごかったこと。

 

3人の息子を育てながらの奮闘に「母親のくせに仕事なんかして」。

ビジネスの話に行くと「若いね。女はかわいくなくちゃ。」

こちらも慣れて来て、パワーを出し始めると「うるさい人だね。女はおとなしくあるのがいいよ。」

 

あのね、日本のおじさんたち。

静かにしてたら、女性の話など聞かないですよね。

声を挙げて、うるさいと思わせたら、やっと話を聞く。

いやいやでも、話を聞かせる、この段階まで来るのが非常に困難。

 

完全な「出る杭」にならないと、日本では女性の活躍の場がありません。

何度打たれようが、顎をつんと上げて「出続ける杭」にならないと相手にされません。

嫌われたり、うるさがられないと、女性が認められることのない国。

恥ずかしい日本です。

 

ず〜っと戦いを続け、こりゃあかん、これ以上自分のエネルギーを無駄にしたくない!とカナダに移住しました。

仕事を通じ、カナダ人相棒を見つけたのも要因ですが、日本にいるのが非常にしんどくなったのが本音です。

 

今の世界、特にトランプの登場以来、きな臭いことばかり続きます。

性差別・人種差別はカナダにもあります。

戦う必要もあるな〜と思います。

 

が、カナダの国の方針は「差別」は許さないという強いものです。

それに勇気を得て、移住1年たった今、そろそろ「うるさくなろう」と企んでいます。

 

太平洋を超えた「うるさい」動きが、日本の女性たちの勇気になるような事が出来たらいいなと思いつつ。

 

世界に知られた日本の悲惨な女性の立場。

能力を持つ優秀な日本女性達の前進を、カナダから声を大にし(うるさく!)応援し続けています。

 

You can do it, Comrades!

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