大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
カナダに来たい皆さんへ - 多民族国家カナダの色々な顔
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新たな挑戦を目指し、カナダに移住して1年。
トランプアメリカの崩壊と、危険な金正恩と、カナダにも徐々に忍び寄る「調子に乗ってる白人主義」を注視しながらの1年でした。
「自然がきれい!」「留学したい!」「ロッキー!」「ナイヤガラ!」よりももっともっと深い面のあるカナダをご紹介。
今日は陽と陰をひとつづつ。
Beaumont, Alberta, Canada, エドモントンから30キロ南にある小さな町の役人が、こんな必死のメッセージを受け取りました。
ハリケーンによる甚大な洪水に襲われるアメリカのテキサスから。
実はこのヘルプメッセージ、テキサスの同じ名前の町Beaumontの緊急ラインに送ったつもりでした。
この町は現在でも洪水被害が広がっている所です。
Beaumont違い。。。です。
が、このメッセージを受けた役人は、すぐに間違いに気づき、何とか助けたいと返信。
「電話番号を教えて下さい。正しい部署にこちらからただちに連絡しますから。」
電話番号を受け取った役人はすぐに、正しいBeaumontに連絡。
すぐに救助隊が駆けつけたそうです。
間違わずに正しいBeaumont レスキューに連絡したよりも、はるかに速い救助活動が行われたそうです。
カナダのBeaumont の役人は、インド系移民のShunmuganさん。
「移民排斥した白人だけの国家を作ろう」と言うトランプ支持者の多くが住むテキサス。
そのテキサスの家族を救ったのは、カナダのインド系移民。
さすが〜のカナダです。
トランプアメリカには絶対マネの出来ないカナダです。
バンクーバー郊外にある街サレー(Surrey)では、ドラッグギャング抗争が激しくなり、一般市民が巻き込まれる恐れがあるとRCMP(警察)が警告を出しました。
今年になってすでに27件の暴力抗争が起こるサレー。
それでもこの数字は昨年に比べると48%下がっているそうです。
普段はもっとひどい。。。?
いわゆる語学学校、外国人だけを集めたいわゆるインターナショナル高校の多くあるサレー地域。
よくこんな所に子供を送るな〜と、前々から思っていただけに、ほら。。。と。
Q&Aを担当している「Profile 専門家」「教えてgoo」「Yahoo知恵袋」などにもよくこんな質問をみかけます。
「業者から連絡があり、入学する学校がサレー地域に決まりました。 どんな街ですか?」
カナダを知らない人、未成年、英語が出来ない人は行くべき地域ではありませんと、答えたいのは山々ですが、恐らく信じないだろうなと回答を控えています。
このコラムとリンクしている記事をぜひ読んでほしいものです。
一般市民が書き込まれる恐れが余りにも大きいと、RCMPはターゲットとなっているギャング5名の氏名を公表しました。
近づかないように、と。
怖〜〜〜〜。
20年前は、北アメリカで一番車の窃盗の多い街として悪名高かったサレー。
子供が大学に通い始めても、絶対サレーには近寄らせない!と泡を吹きながら語っていたあるお父さん、とか、色々思い出すサレーです。
くれぐれも、ホームステイ・留学など、サレーを避けることをお勧めです。
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カナダの国をよく知り、英語で礼儀正しいコミュニケーションが出来るようになってから、ぜひこの国に来て下さい。
ドジなところもたくさんありますし、嫌な白人もいっぱいいますが、とても人間にやさしい国です。
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