大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
In Praise of Misfits – 周りに合わさない生き方の勧め
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“In Praise of Misfits” 「周りに合わさないで生きることこそ賞賛に価する」というコラムが The Economist に載っていました。
“The Economist” (July 4th - 10th, 2015)
そうだ、そうだと、大拍手しながら、日本でもがいている若者、子供たちを応援するために、日本の現状と比較しながら書いてみます。
Misfits: つまり周りと合わない、合わせない人のこと。
“a person who is different from other people and who does not seem to belong in a particular group or situation”
「他の人たちと異なっている人物、しかも特定のグループに深く属することなく、特定の状況にも周りと同じようには対処しない人物」
今の時代は、こんなMisfits こそ成功する可能性が高く、その貢献により社会も発展するそうです。
Misfits こそが革新的な考えを持ち、それを実行出来るヒーローのような存在です。
現状に妥協せず、不満を持ち、その不満を変革へのエネルギーと出来るからです。
そんなMisfitsは、特に日本の社会に今一番必要なはずなんですが、現実は全く逆ですね。
Discipline(言われたとおり、決められたとおりに動くよう教育されている), Moderation(目立たず、人より上に出ることなく), Obedience(規則には疑問を抱かず従う)の3大特性が、日本社会では至上命題。
産業革命時、機械的、効果的に働くことの出来る労働者を訓練し、円滑に機能する社会を作り出そうとした頃の遺物が、まだ我が物顔で君臨しているのが日本の社会であり、教育制度です。
こんな環境では革新的な考えも行動力も出て来るわけがありません。
Immoderate Behavior(周りに合わせることを目的としない、突出した行動)が出来る人を褒めることから教育も社会も変わる、とか。
みんなと同じことをし、上には服従することで就職・昇進を目指した先にはお金があるよ、という薄っぺらな社会では若者のやる気など出てきません。
若者の、いや若者だけでなく、人間の脳をやる気にさせるには、「普通でないことを褒められる」「高い目的を持つことで可能になることがいっぱいあると思える」「絶対やってやるという野心をすごいと思われる」「好奇心は頭がよいことの表れだと認識される」「頑固さは大いなる能力だと褒められる」、こんな環境が必要です。
自分に満足せず、周りにも満足せず、変化を求め、片時もじっとできないエネルギーこそが、「何もないところ」から「大きな何か」を創造することが出来ると、The Economist のコラムは強調しています。
もちろん、「大きな何か」を創造するには、意志の強さ、困難な状況からの問題解決能力は必須です。
「自分で問題をみつけ、それを解決する方法を創造すること」が教育の中に存在しない日本は、まるで違う惑星のようにも思えてきます。
すでに決められているルールに疑問を持ち、なぜそんなルールが存在するのかしつこく追及し、意義が見出せない場合は、ルールを破ることで、自分の周りを変えていこうとする冒険心。
これこそが、革新的なアイディアが湧き出る源泉となると、The Economist は述べています。
Misfits は、方向転換もすばやく出来ます。
もし、ひとつのことがうまくいかなかったら、別のことを試します。
まるで、自分自身をもう一度作り変えるように。
そうすると、全く新しいアイディアが出てきます。
Misfits は、周りに合わさないからと言って、社会から切り離されているわけではありません。
仲間も必要です。
ただし、同じ類の仲間です。
正しい種類の Misfits 仲間をどんどん増やし、強力になっていきます。
今のアメリカのシリコンバレーもそうかも知れませんね。
日本の Misfits たち。
Come Join Us.
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Virtual Teaching を駆使し、 カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの能力をつけた生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」で自分本来の能力を発揮中です。
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