堀江 健一
ホリエ ケンイチグループ
婚活1000本ノック!2 最初のデートで相手に思いやりを持てるかどうか?
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今回は私の婚活事情を少し振り返ってみましょう。
30代になってお付き合いしていた彼女と別れてからは全然出会いが無くなり、それなりに出会いの場を求め友人の紹介やら、婚活パーティーに参加したりして努力してみましたが、順調には進展しません。
私が婚活していた2005年位の時代ではマッチングアプリなどはありませんでした。
怪しい出会い系アプリとか出会い系の掲示板のようなものがあるだけで、真面目に恋人を探したいと言う人が使うような安心感は無かったですね。
いよいよ「これはやばい」と思って結婚相談所の門を叩いても見ました。
初めての結婚相談所
結婚相談所は昔からありましたが、入会金も高いのもあり無料のお試し入会をしては見ましたが、すでに30代後半に差し掛かっていた私は、相談所からも「優良物件」としては見てもらえず、いい加減な対応しかしてもらえませんでした。
具体的には一応登録して、女性方達のアルバムリストを渡され、一応チエックしてみたのですが、その後なんの反応もありませんでした。
相談所と言うのも営利目的ですから、結婚相手が見つかり成立して初めて成婚料が発生して利益になる所が多く、いい歳になってしまった不良物件は相手にされないような事だったのではないかと思います。
今は晩婚化もあり、50代、60代でも歓迎されるようですが、優良な物件はそれなりに男性は経済力があり、女性は容姿が美しい人と言う市場的価値がある一定の基準があると聞きました。
多くの大手相談所にとっても、利用する人にとっても、結婚市場においてはもはや「生身の人間」ではなく、不動産と似たような「物件」とみられる事が多いのですね。
どの相談所もそうだとは言えませんし、あんまり大きい声でも言えませんが。
「こりゃもうお手上げかな、、、」とあきらめかけた時、結果から言うとお見合いをセッティングしてくれる人が現れました。
分かり易く言うと、母親の友人の世話好きの女性が、幅広い人脈を持っている不動産を扱っている親切な社長さんに頼んで
「友人の息子さんにこんな人がいるんだけど、誰かいい人いないかしら?」
と話を持ち掛けてくれたのです。
ひと昔は、仕事では無くて世話好きのおばちゃんと言う人がいて、お見合いをマッチングしてくれたりしました。
今ではそんな方が生き残っていないかも知れませんが、幸いその生き残りの方とそんな縁に恵まれたチャンスでした。
とは言え実はそんなに期待はしていませんでした。
世の中本気で人を当たってくれる親切な人がいるとは信じていなかったのです。
でも割と早い時期に具体的なプロフィールが送られてきたのです。
8歳年下でした。
諦めも半分あって、良い感じで肩の力も抜けている状態で初めての彼女に電話して最初のデート(仲人役はいなくて、いきなり二人だけ)で会う段取りを付けてみました。
初めてのお見合い
電話で話した感じでは、もちろんお互い緊張はしていたでしょうが、彼女の趣味が「水彩画を描くこと」だったので、なんとなく共通するものもあって面白そうな人だなぁと言う感想を抱きました。
彼女が埼玉県の西側地域在住だったので、近隣の首都圏最大の繁華街、つまり池袋で会う事にしました。
当時の池袋は「池袋ウエストゲートパーク」のドラマが放映されて3年後くらいの事で、少し恐ろしい場所でしたが、私の大学も近かったので土地勘がありました。
一応失礼が無いようにグルメ紹介本を購入して、普段行く「安い居酒屋」ではなく、もう少し良さげな落ち着いた居酒屋を選びました。
ちょっとおしゃれなレストランとかでは、その場の雰囲気だけで緊張してしまいそうだったからです。
今のようにググればすぐに良い店が探せる環境もまだ無かったのですね。
ずいぶん前の出来事ですが、こうして書いていると段々思い出して来るものですね。
話をしていてとても「楽しい」と感じてお話が出来た記憶があります。
それまでの婚活では、よく知らない相手と最初にデートする時は、私もそれこそ物件を査定するような、値踏みするような感覚があったと思います。
でもこの時は肩の力が抜けていたせいか、
「この人は自分が求めているような条件に合った人なのか?」
と査定するような感覚が無く、
ただ楽しくお互い気分良く過ごしたい。そんな気持ちだったと思います。
もしあなたが、目の前の相手から就職の面接試験の様にずっと査定されるようなやり取りが続いたら、どんな風に思うでしょう?
同じようにあなたが相手を査定するような質問や会話ばかりしていたら、お相手の方が心を開いて楽しくお話しする気分にはなれないことでしょう。
つい先日、ふとした流れで今は奥さんとなったその彼女が、この最初の出会いの時にどう思ったのかを聞いて、初めて「へ~そんな風に思ったんだ~」と言う感想が語られたことがありました。
実はこのデートの時にある「おみやげ」を用意して渡しました。
それは知り合いからもらった「取れたての枝付きの枝豆」です。
もらった日に早速茹でて食べてみたら、非常においしかったので、ぜひまだ残っている枝豆を食べさせてあげたくなったので持って行ったのです。
さて、初めてのお見合いデートで「枝付きの枝豆」なんてモノを手渡された彼女はどう思ったでしょう?
「普通枝豆なんて持って来るもん?」
「全然おしゃれじゃないじゃん。」
「でもちょっと変わった人かも知れないけど、きっとおいしかったからわざわざ持って来てくれたんだろうな。素朴で結構良い人なのかも」
と思ったそうです。
持って行く時も確かに「枝豆」は無いんじゃないかなぁ?と迷ったのですが、どうやらそれなりのインパクトのあるお土産だったようです。
もらう側の女性の感じ方は人それぞれでしょうから、この「枝豆的非おしゃれ、イケてないアイテムプレゼント」をお勧めはしませんが、
おしゃれさよりも「おいしいから食べてごらんよ」と言う率直な思いやりみたいな気持ちは通じたように思われます。
思いやりは重要
あなたが初めて会うお相手が目の前に現れた時、
あなたが相手の色々な面を査定するものでしょうが、
相手も同様にあなたの様々な面を見て査定しています。
よく
自分が一方的に査定する側(上から目線で選ぶ側)にいるかのように接する方
や、
逆に自分が一方的に選んでもらう側(相手にどう評価されるか?=つまりちょっとビクビクしているような不安が強い)
にいるかのように接する方がおられるようです。
どちらのタイプの方ともカウンセリングしますが、どちらの方にも
「相手へ思いやりとか持たれますか?」
と尋ねてみると、どちらの方も
「それはほとんど感じていませんでした」
とお答えになる事が多いものです。
世の中にある「マナー」とかは、基本思いやりから生まれたルール的なものが多いので、マナーが良いと思いやりもあるように感じられるかも知れませんが、
ここで言う思いやりはそれとは少しニュアンスが異なるものです。
マニュアル化されていないし、テクニックや常識とは別の、「温かみ」を持った「個人に向けられた感情」と言えるでしょう。
「人は見た目が97%」なんて言われますが、第一印象は確かに大切みたいで、
美男美女の人は「他の事も優れている」ような思い込みを生み、好意的に思われるそうです。
しかし、より詳しい実験で
実は「顔の美しさではなく、清潔そうな髪型や服装であるかどうか?」
が重要な「見た目」要素であることが判明したそうです。
外見からの情報により得られる、「内面的に常識的できちんとしてバランス良さそうに見えること」が大切のようです。
また、最初の印象があまり良くない人の方が、後でちょっとでも良い一面が見えると、急激に印象が良くなるそうです。
ギャップ萌えと言うヤツですね。
逆に見た目が良いと、ちょっとした減点材料だけでも、良い印象が下落するのだそうです。
「見た目だけか!」と幻滅されてしまうのですね。
人への「思いやり」みたいなものがある人なのか無さそうな人なのかは、高感度を大きく左右する要素だと思えます。
そしてそれは滲み出る様なものであって、意図的にアピール出来るものでは無いような気がします。
が、たまに「思いやり」にあふれている人の演技が非常に上手な人もいたりします。
あまりにも「素敵な人」な面しか見えない方に対しては、少し疑ってみる事も必要かも知れません。
ほんと、人を見るって難しいものです。
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