堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「ゴーンガール 2 どんな人が自分に合うのか?」 - 専門家プロファイル

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ゴーンガール 2 どんな人が自分に合うのか?

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恋愛心理 自己受容 2015-02-03 15:25

この映画を観て、「結婚とは辛い事ばかり」「リア充ざまあみろ」というよな感想を持たれる方が多いようです。

確かに結婚生活を維持していくのは難しいことですし、そんな苦労をするなら結婚なんてしない方が良いように感じてしまいます。

私も独身に戻りたい!と思うこともしばしば(笑)

ただ、やはり過去のブログ「繰り返される夫婦喧嘩に秘められた想い」でも書きましたが、結婚うんぬんより以前に、自分の心に問題があって、生き辛さを抱えておられる方が多く、その問題が結果的に「結婚生活」にも影を落としてしまうように思います。

エイミーも、もっと以前に「完璧なエイミー」である呪縛から解き放たれていれば、彼女の結婚生活は随分と違ったものとなっていたように思います。

そしてニック側の心の問題はあまり描かれていないようですが、双子の妹との「尋常ではなさそうな関係」が暗示されている場面を見ると、なにやらわけありそうです。

問題を抱えていない人というのもおられないものでしょうが、問題を抱えたもの同士が結びついた時、

協力し合ってお互いの問題を克服していけるか?
それともその二人それぞれの問題が相乗効果となり、2倍3倍もの大きな問題となって破局に向かってしまうか?

は、本人達の「問題に向き合っていく精神力」や「自分が変わろうと思う気付き」などの要素がからんで来るものでしょう。

一つ言えるのは、
今までと自分を変えずに、相手を変えようと思うだけでは、良い恋愛関係を持続させたり、結婚生活は上手く行かない。

願おうが願うまいが、自分も変わっていく必要があるものだと思います。

そうした意味では、誰もが「自分に合った人と出会って、お付き合いしたい」と願うところでしょうが、その「自分に合う」という基準が、「自分の理想に近い人」「自分の願望を叶えてくれそうな人」というものになりがちかと思いますが、

「この人なら、自分は変わって行ける気がする・自分を変えても良いと思える」

かどうか?という観点で考えてみる事も大切ではないかなと思います。

なんだか、書いていて自分に言い聞かせているような気もしてきます(笑)。
上から目線ではなく、経験から実感を込めて訴えたいと思います。

ここで言う「変わる」というのは、よく
「結婚してからあなたは変わってしまった。前より冷たくなってしまった」
なんて言う事がありますが、それは恋愛当初は盛り上がっているので自分が変わらなくても愛情が保てていたものが、時間が経つにつれ、「自分が変わらなければならないのに変わっていない事が原因」で冷たい態度になったということでしょう。

つまり本質的にはその相手は、もともとから冷たい人だったのかも知れません。

あるいは、相手が冷くなったのは、自分が相手を冷たくさせるように仕向けてしまっているのかも知れません。そしてそうさせてしまっている自分に気付けないでいる。

あるいは、相手の愛情はさほど変わっていないのに、あなたの愛情要求が以前と変わらないために、相対的に「相手が冷たくなった」と感じてしまわれているだけなのかも知れません。

自分の欲求を満たそうとするだけではなく、「相手への感謝」とか「思いやり」とか「相手に協調したり」「相手を対等に認めたり」と言った、自分に不足していた考え方や「自己否定→自己肯定」「他者批判→他者容認」とか色んな要素があって「自分を変えていく」というのが、私の言いたい「変わる」と言う意味です。

逆説的に「自分はダメだから、変わらなくっちゃ」と思い過ぎている人は、
「別に自分は変わらずに、このままで良いんだ」
という風に観念が変わって行けると良いかなと思います。

結婚に失敗した、と感じられている多くの方は、
「結婚相手を選ぶのを失敗した」
と思われている方がほとんどではないかと思うのですが、もう少し内省して、
「自分が変わっていくことに失敗した・自分が変われなかった」
という側面が無かったかどうか?思い直してみていただけたらと思います。

さてエイミーは、身を伏せていたホテルのような所で、自由奔放に生きている風の女性と知り合います。
多分その女性の影響でしょうか、自殺するのは思い留まる事となります。

もっと、自由に生きる事だって出来るのではないか?と思ったのだと思います。

しかし、大金を持って、何かから逃亡している事を悟られ、その女性に所持金をすべて奪い取られてしまう事となります。

仕方なく、エイミーは、昔自分の事が好きで、ストーカーのようになっていたこともある、学生時代の知り合いで、富豪のデジーの元に「あなたに会いたかった」とやはり演技して転がり込みます。

その後、どうするつもりだったのかはよくわかりません。

ただ、デジーもデジーで、元々ストーカー気質な位ですから、逃げ込んできたエイミーを豪邸内に束縛し、自由を奪おうとしてしまいます。

さて、ニックはニックで、この事件が全部エイミーが自分を陥れるための罠であり、どこかでエイミーが生きていてことを悟ります。
敏腕弁護士を雇い、逮捕され死刑になる事から免れる作戦を立てていきます。

そして、今まで自分を攻撃ばかりしていたテレビ番組に出演し、
エイミーに浮気をして悪かったと素直に(素直風を装い、マスコミを味方に付けようと画策し)「まだ愛している」と訴えかけます。

デジーと豪華な部屋の超大画面テレビでこれを観ていたエイミーは、これまでの作戦を変更し、生きてニックの元へと帰る決心をします。

また続く


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