茅野 分(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))- コラム(17ページ目) - 専門家プロファイル

茅野 分
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。

茅野 分

チノ ブン
( 東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医) )
銀座泰明クリニック 院長
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コラム一覧

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うつ病の分類(2)

内因性と心因性とは明確に区別できるものではありません。どちらもある程度、重複しているものです。これはうつ病という病気なり、「心」という存在なり、全ては「脳」という臓器の機能によると考えられるためです。しかしながら、分かりやすく大別すると以下のようにご説明できます。      睡眠     日内変動  誘因  病前性格 内因性:中途覚醒  朝方悪い  なし  真面目、自立的 心因性:入眠困難  夕...(続きを読む)

2007/02/21 00:00

うつ病の分類(1)

うつ病の分類(1) うつ病の経過・予後は病気の種類にもよると考えられていますので、今回はこれについてご説明いたします。まず伝統的には以下の3分類と言われています。 外因性:脳器質性(外傷、腫瘍、卒中など)       身体疾患、薬物などによる 内因性:脳の神経伝達、機能異常などによる 心因性:心理的な問題による 外因性の場合は総合病院や専門病院に通院・入院されていることがほとんどです。こちらのブログを読まれている...(続きを読む)

2007/02/20 00:00

うつ病からの復職(4)

復職する職場自体も再考することが必要になることがあります。発病した誘因が職務内容や人間関係だった場合は、同じ職場に戻ることは再発を招きます。復職前に所属長や人事部の方々とよく相談しましょう。時には降格させられたり異動させられたりすることがあるかもしれません。しかし、病気のためには仕方ないと割り切る勇気も必要です。えてして脚光を浴びている部署や地位というのは長続きしないものです。長い人生ですから、地...(続きを読む)

2007/02/19 00:00

うつ病からの復職(3)

復職当初は、これも治療の一環と捉えて出勤しましょう。いわば「慣らし勤務」または「リハビリ勤務」といった具合です。いきなり周りと同じペースで仕事をしてはいけません。まずは出勤練習、毎朝の通勤に慣れるくらいからはじめましょう。はじめは毎朝、早起きして電車に乗るだけでも疲れることと思います。仕事は責任のかかるものや、難しい内容のものは避け、簡単な作業程度に止めましょう。当然ながら残業や出張は禁止です。職...(続きを読む)

2007/02/18 00:00

うつ病からの復職(2)

それには職場の方々の理解や協力が欠かせません。直属の上司や同僚をはじめ、大企業になると人事部や産業医も介入することになります。主治医の診断書をもとに、三者間で相談することもあります。この際、大事なことは、本人・主治医・会社の意見をできるだけ調整することです。ともすると、ご本人や会社は早く復職することを望まれるものですから、結果として時期尚早になり、再燃や増悪を来してしまいます。 復職の目安には、...(続きを読む)

2007/02/17 00:00

うつ病からの復職(1)

うつ病にて休職・療養される方は少なくありません。特に東京・銀座の近辺へご勤務されている方は、職場の要求水準も非常に高く、一旦、調子を崩されると、職務を継続することが困難になってしまいます。具合悪い時は職務遂行もさることながら、毎朝、起きて、混んだ通勤電車に乗ることさえできなくなります。このため、しばらくの期間、自宅療養することになるのです。療養の仕方は前回ご説明いたしました。 休職期間は病気の重...(続きを読む)

2007/02/16 00:00

うつ病の休職(9)

うつ病の休職(9) ご家族は温かく見守る ご家族の方々へはご本人を温かく見守っていただけるようお願い致します。ともすると何かしてあげなければならないと、過保護・過干渉になり、結果的に逆効果になってしまいます。ご家族も焦る気持ちを抑え、温かく見守っていただけると幸いです。話かけ・声かけも、ご本人の様子・反応を見ながらにしましょう。本人が話したそう、寂しそうにしていればそれに応じてあげる程度です。家族が話しかけるよりも、...(続きを読む)

2007/02/15 00:00

うつ病の休職(8)

夜は早く寝る 朝早く起きるためにも、夜は早く寝ましょう。どの病院でも病棟では21〜22時に消灯します。夜更かしは昼夜逆転のはじまりですから、とにかく早く寝ましょう。眠れない時には睡眠薬を飲みましょう。睡眠薬を飲むと止められなくなる、頭がボケてしまうと心配し、できるだけ飲まないようにする方が少なくありません。現在、流通しているベンゾジアゼピン系の睡眠薬は安全性が高いですから、安心して服用して下さい。...(続きを読む)

2007/02/14 00:00

うつ病の休職(7)

簡単な日記をつける 一日の終わりに簡単な日記を付けましょう。その日したこと、あったことなど、メモをする程度で結構です。ともすると単調に過ぎてしまう毎日を見直すことができますし、規則正しい生活を送るための動機・計画につながります。更に一日を午前・午後などに区切り、◎○△×などの評価をすることも一案です。「薬を飲んで休んではいるけれど、本当に良くなっているのか」と心配されてしまう方も少なくありません。...(続きを読む)

2007/02/13 00:00

うつ病の休職(6)

「転地療養」は両刃となる可能性があるので、注意が必要です。よく行き慣れた別荘などへ行き、気が休まったという方もいれば、見ず知らずの観光地などへ連れて行かれ、むしろ気疲れしてしまった方もいらっしゃいます。具合が悪い時には遠方に車や電車で異動するだけでも疲れてしまうものです。 更に、親元を離れ、一人暮しをしている青年には、実家に帰省できる方と、親に心配かけたくない、何か言えない事情があると、内緒で休...(続きを読む)

2007/02/12 00:00

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