茅野 分(精神科医(精神保健指定医、精神科専門医))- コラム(21ページ目) - 専門家プロファイル

茅野 分
東京・銀座の心療内科・精神科、夜間・土曜も診療しております。

茅野 分

チノ ブン
( 東京都 / 精神科医(精神保健指定医、精神科専門医) )
銀座泰明クリニック 院長
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コラム一覧

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美しさと自分らしさ〜醜形恐怖(2)

美容整形手術の是非はともかく、若い女性における美しさへのこだわりはとても強く、時には常軌を逸することもあります。決して醜くなどないのに手術を求めたり、繰り返したりするのです。これはいわゆる「醜形恐怖」と言われ、自分の容姿容貌が醜いのではないかと恐れ続ける心の病気です。 彼女たちに共通する精神病理として「ボディイメージの障害」があります。彼女たちは皆、否定的な自己像を抱いており、常に「自分が醜い・...(続きを読む)

2007/01/12 00:00

美しさと自分らしさ〜醜形恐怖(1)

美しさと自分らしさ〜醜形恐怖(1) 前回まで、美しさを求める女性の心理とその裏にある親子の関係についてお話しました。特に若い女性にとって美しさは絶対的な価値観と考えられがちで、美しくなるために多くの時間と労力、時には多額のお金を費やします。そして男性からはもちろんのこと、同性からも誉められたい、自分自身にも自信を持ちたいと思い努力します。一方、そのことで長い間、悩んでいる方も少なくありません。「もう少し目が大きかったら、顔が小さかっ...(続きを読む)

2007/01/11 00:00

美しさと自分らしさ〜親子関係(2)

美しさと自分らしさ〜親子関係(2) 母親の愛情が強過ぎてもいけません。特に思春期以降も親との関係が強過ぎると、愛情は支配や束縛となり、本人の自立を妨げてしまいます。いつまでも親の期待や価値観に左右され、自分の人生を生きられなくなります。また逆に誇大的な自己像を抱かせ、現実にそぐわない理想を求め続けてしまうこともあります。女性ならば限りない美しさを、男性なら限りない成功を求め、周囲の注目や賞賛を要求します。この心理は「自己愛」や「自尊...(続きを読む)

2007/01/10 00:00

美しさと自分らしさ〜親子関係(1)

美しさと自分らしさ〜親子関係(1) 前回は美しさや自分らしさを求める余り、摂食障害に至ってしまう若い女性のお話をしました。背景には不安定な対人関係や自己評価が潜んでいるともご説明しました。すなわち遺伝的な素因もさることながら、両親、特に母親との関係が大事で、幼少期から一定の無条件な愛情を受けられないと、どこかで「心もとなさ」や「頼りなさ」を覚えてしまうのです。その結果、思春期になり「自分」を意識するようになると、その反動から容姿や成...(続きを読む)

2007/01/09 00:00

美しさと自分らしさ〜摂食障害(3)

美しさと自分らしさ〜摂食障害(3) 強迫的な性格というのは遺伝的に決まった気質のこともありますが、養育環境の中で形作られることもあります。特に両親、母親との関係は重要で、幼少期に無条件で「可愛いね、愛しているよ」というメッセージを与えられるかどうかが、思春期以降の対人関係や自尊心の形成には欠かせません。不幸にしてそのような愛情に恵まれないと、他人を信頼できず、自分にも自信が持てず、情緒不安定な性格になってしまいます。これは後から考え...(続きを読む)

2007/01/08 00:00

美しさと自分らしさ〜摂食障害(2)

美しさと自分らしさ〜摂食障害(2) 女性は思春期になると自分の容姿・容貌に強い関心を持つようになります。「綺麗になりたい、美しくなりたい」という願いは古今東西、共通しており、女性の本能とも言えるでしょう。いわゆる年頃になり、異性からの関心を集め、自分の中でも自信を確かにするために不可欠な価値観と言えるかもしれません。 美しさの基準は地域や時代により異なりますが、現代社会では一般的に痩せた女性が美しいとされています。日本でもモデルや...(続きを読む)

2007/01/07 00:00

美しさと自分らしさ〜摂食障害(1)

美しさと自分らしさ〜摂食障害(1) 前回は最後にストレスと食物の関係についてお話しました。イライラしたり落ち込んだりしている時に甘い物を食べると一時は気が休まりますが、人によっては食べ過ぎてしまい、食べてしまったという自責感と太りたくないという恐怖感から嘔吐したり下剤を用いたりすることがあります。いわゆる過食症です。これは逆に食べられなくなってしまう拒食症と交互に生じやすく、合わせて摂食障害と呼ばれ、若い女性に多く生じます。摂食障害...(続きを読む)

2007/01/06 00:00

受診しない代りに〜甘いもの

受診しない代りに〜甘いもの 甘いものは糖分や炭水化物を多量に含んでおり、摂取後、速やかに血糖値の上昇をもたらします。これが一時的に脳・神経を刺激して快感をもたらし、気分を良くしてくれるわけです。しかし長続きせず、ストレスが続いたり、食べ物へのこだわりが生じたりすると食べることを止められなくなってしまいます。いわゆる過食症のはじまりです。 過食症は拒食症と交互に起こることが多く、過食と拒食、時には嘔吐や緩下剤・利尿剤を乱用し...(続きを読む)

2007/01/05 00:00

受診しない代りに〜コーヒー(2)

受診しない代りに〜コーヒー(2) またいわゆる滋養強壮のドリンク剤やコーラにも50mg程度のカフェインが含まれています。ドリンク剤などを飲んで直ぐ元気になるように感じるのは、ビタミンやアミノ酸などの作用ではなく、実はカフェインの作用だったのです。更には風邪薬にもカフェイン50mgが含まれていて、風邪に伴う倦怠感や疲労感を和らげてくれるのです。 しかし飲み過ぎると副作用を生じます。頻尿・胃炎・高血圧・高脂血症をはじめ、不眠・不安を...(続きを読む)

2007/01/04 00:00

受診しない代りに〜コーヒー(1)

受診しない代りに〜コーヒー(1) 前回まではお酒や煙草などの嗜好品を大量に摂取すると肝硬変や肺癌などの身体疾患をもたらす副作用と、更に睡眠薬や精神安定剤の代わりに用いられた時には依存症となる危険性についてお話しました。今回はコーヒーや甘いものといったより身近な飲食物についてご説明いたします。 コーヒーはお酒よりも日常的に摂取されている飲み物です。未成年の方でも飲めますし、朝昼でも職場や学校でも飲めます。しかしお水とは異なり、立派...(続きを読む)

2006/12/26 12:30

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