F6 成人の人格及び行動の障害 のコラム一覧
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精神疾患と人生
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精神疾患は、児童期、思春期、青年期、壮年期、老年期とライフステージにおいて発症する疾患が異なります。ただし、疾患により連続性や関連性を持つことは周知の通りです。例えば、
自閉症スペクトラム・統合失調症パーソナリティ・統合失調症
注意欠如多動症・情緒不安定性(境界性・衝動性)パーソナリティ・躁うつ病
はライフステージにおいて診断名を変えて生ずるものの、遺伝的...(続きを読む)
「幸福な人生」を送るには
(スライドをクリックすると拡大します)「幸福な人生」を送るにはどうすればいいのでしょうか。それは古今東西、普遍的なテーマです。「幸せが続く12の習慣」によりますと、遺伝50%、行動40%、環境10%とのことです。すなわち「40%」は私たちの「認知」や「行動」であり、自分の意思で変えられるのです。そして、特に重要な「行動」は「困難に直面した時の対処」だそうです。
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「人格」を「向上」するには
精神科の治療目標は「人格の向上」にあると申しました。それでは「人格」を「向上」するには、具体的にどうすればよいでしょうか。
(画像をクリックすると拡大します)東洋の「内観」と西洋の「精神分析」の治療前後における人格の変化を記載しました。精神分析は専門用語が並んでおり、分かりづらいかと恐縮いたしますが、要するに、東西の心理療法とも「被害妄想的」な認知から「罪業妄想的」な認知へと転換し、最終的に「...(続きを読む)
「治療構造」や「枠組み」とは
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「精神科」の診療は内科や外科など「身体科」とは異なる「決まり」「ルール」があります。これを「治療」の「構造」や「枠」と呼びます。例えば、精神科の診療において「時間・場所・金額」などを決め、守らなければなりません。さらに、原則として患者さんの「身体に触れることはありません」(血圧測定や血液採取など身体測定などの例外を除き)。
これにより、患者さんは「非日常」の「...(続きを読む)
「サイコパス」とは
「サイコパス psychopath」、その定義は正確に理解されているかというと、誤解されていることも多いようです。そこで、歴史的に概説しましょう。フランスのPinelは「怒り発作」などの異常行動を繰り返す「妄想なき狂気」1801を記述しました。イギリスではPrichardが「背徳症候群」1853を提示しました(「背徳」とは、品位と作法に適った振る舞いでないという意味)。これは自己制御障害や行動異常...(続きを読む)
「演技性パーソナリティ」と「詐欺師」
「演技性パーソナリティ」の方は、演劇的あるいは性的誘惑による行動により、自己に過剰に注目を引こうとする行動様式を特徴とします。診断基準に「自分が注目の的でないと楽しくない、そのために話を作り出したり、騒動を起こすこともある」があります。これは、いわゆる「空想虚言」を生じることがあるようです。この点で、伝統的診断においては「顕示型」自分を実際以上に見せかける者。嘘をついたり芝居をして、他人も自分も欺...(続きを読む)
「沢尻エリカ」さんと「演技性パーソナリティ」
残念なニュースが入りました。「沢尻エリカ」さんがMDMAを所有・使用していたとのことで逮捕さらとのことです。以下NHKより引用です。
「合成麻薬のMDMAを所持した疑いで逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者について、警視庁はおよそ1か月前に情報を得て、行動の確認を進めていたことが捜査関係者への取材でわかりました。16日に帰宅した際、薬物は持っておらず、その後の自宅の捜索で見つかり、警視庁は以前から...(続きを読む)
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