うつ病の休職(9)
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2007-02-15 00:00
ご家族は温かく見守る
ご家族の方々へはご本人を温かく見守っていただけるようお願い致します。ともすると何かしてあげなければならないと、過保護・過干渉になり、結果的に逆効果になってしまいます。ご家族も焦る気持ちを抑え、温かく見守っていただけると幸いです。話かけ・声かけも、ご本人の様子・反応を見ながらにしましょう。本人が話したそう、寂しそうにしていればそれに応じてあげる程度です。家族が話しかけるよりも、本人が話したいことを聞いてあげる姿勢が理想です。何も言わなくても、そばに居る、同じ家の中に居るだけで安心につながります。付かず離れず、適度な距離を保てると良いですね。
最後に繰り返しますが、うつ病の療養は焦らずゆっくりと休むことが大事です。何かしたから良くなるものではありません。薬を飲み、よく休んで、自然治癒力を十分に賦活させられるよう、心穏やかに過ごすことが一番です。ご家族の方々にはそのための環境整備をしていただきながら、温かく見守っていただけると幸いです。銀座泰明クリニックもその一助となれるよう、可能な限りご協力してまりたいと存じます。今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
銀座泰明クリニック