完成前の建売住宅購入について

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

おっしゃる通りで、建売住宅のメリットの一つとしては、
完成している状態を確認できることです。
しかし、逆を言うと、施工途中の状態が分からない為、
表面だけは綺麗でも内部構造については確認が出来ません。

価格の話は別として、
完成前の建売住宅を購入できる方は非常に幸運だと思います。
必要であれば建築中の構造体まで確認をすることができます。

建売、注文住宅に関らず、建築に必要な設計図面と仕様書があります。
現場での軽微な変更はありますが、基本的には仕様書に基づいて建築されます。
完成前の建売住宅についても、契約時に設計図面と仕様書を渡されるので
その内容を確認してください。

外壁や設備等のカラーセレクトについては、
売主がどこまで発注しているかによります。
例えば、キッチンパネルの色についても、
売主がキッチンの発注をしていなければ、
仕様書に記載されたシリーズから色を選択できる
場合が良くあります。

建売住宅のカラーセレクトについては、
建築が進むにつれて発注済の項目が増えるので
選択肢が狭まっていきます。

なるべく早いタイミングで契約したほうが
自由度が高くなります。

現状でどこまで発注してしまっているかは
今すぐにでも業者に確認をして構いません。
その際に、いつまでなら、何を決めて良いのか
確認をしておくと良いと思います。

最後に、完成前の建売住宅の価格に関してですが、
基本的に値引き交渉をしても仕様は変わらないと思います。
ただ、一般的に建築中の物件に関しては、値引きが無かったり、
あったとしてもその幅が小さくなる傾向があります。

価格さえ折り合うのであれば、建築前の建売住宅は、
より安心が大きいと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。

pennmonn さま

はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、

エリアや売主にもよりますが、建売住宅で完成前に契約することは良くあることです。

その為、完成後のイメージをつかむ為に、同じ施工会社の完成物件を見たり、仕様などのプレゼンテーションを受けたりします。
完成した物件を見れないことは確かに不安かと思いますが、施工の段階から物件を確認できるので逆にメリットともいえます。

もし、値引きをしたからといって、手抜き工事などが心配なのでしたら、第3者などの審査機関に頼んで建築途中の現場確認をしてもらうのも良いかと思います。
(売主の協力が必要となりますが)

ただ、完成前の物件については、値引きがなかったり、あったとしても少ししか値引きはしてくれないことが、ほとんどです。

また、カラーセレクトや設備の変更等は、工事の進捗状況によって変わってきてしまいます。
売主がまだ、発注していないのなら変更可能ということですので、工事が進むにつれて選べる設備が少なくなってきてしまいます。

検討段階でも、仕様変更の期限などは教えてもらえますので、確認してみてください。

以上、ご参考になりましたでしょうか
アドキャスト 藤森哲也