事前に購入したポイント費用の処理について

法人・ビジネス会計・経理 2010/01/19 17:48

現在ネットショップを運営しておりますが、レンタルのショッピングカートで販売手数料が発生するようになりました。
販売手数料の支払いがポイント制となっており、事前にポイントを購入しなければなりません。
ポイントは525pt（525円）〜の購入となります。
以下の場合、どのように仕訳をしたらよいのでしょうか？

ポイント購入 525pt（525円）クレジット支払い
販売手数料 200pt（200円）購入したポイントから差し引き

残ポイント 325pt（325円分）

残ったポイントは、契約期間（2年でも3年でもずっと）有効となります。

いろいろ調べてみたのですが、前払費用は、次期期首に経費に振り替えなければいけないなど、どうしていいか分からず、つまずいています。

初歩的な質問でも申し訳ございませんが、何卒ご回答の程よろしくお願い致します。

meimeiさん（東京都 / 女性 / 37歳）

回答：1件

中村亨
公認会計士

ポイント費用の処理について

2010/01/21 11:24 詳細リンク

: (5.0)

●第1の方法・・・購入ごと・ポイント差し引きごとに処理をする。
ポイントを購入した時に前払費用とし、その後、販売手数料として、
ポイントから差し引かれた分を前払費用から費用勘定(たとえば販売手数料)へ振り替える。

*仕訳の流れ
・ポイント購入時
前払費用 525 / 現預金 525
・ポイント差し引き時
販売手数料 200 / 前払費用 200

この場合前払費用の残高が、毎月の未使用ポイント残高と一致します。
*メリットは毎月の費用が使用ポイントと対応しますので、損益が正確になる。
*デメリットは、ポイント購入時と差し引き時に仕訳をする為、手間が増える。

●第2の方法・・・ポイント購入時に費用処理して、期末で未使用ポイント残高を前払費用へ振り替える。
ポイント購入時にすべて販売手数料として費用計上し、期末で未使用のポイントを販売手数料から前払費用へ振り替える。
*仕訳の流れ
・ポイント購入時
販売手数料 525 / 現預金 525

・期末時・・・未使用ポイント残高の振り替え
前払費用 80 / 販売手数料 80(未使用ポイント残高が80場合)

期末での未使用ポイント残高と前払費用残高が一致します。
*メリットは毎月の仕訳が、購入時のみで手間が省ける。
*デメリットは毎月の費用がポイントと対応しない。(年間ベースで対応する)