インプラントのCTについて

ウメダデンタルクリニックでございます。
CT撮影による被爆についてですが、最新型の歯科系レントゲンの殆どは低線量型に移行しつつありますので、以前から比べると被爆量はかなり減少しています。
また、白内障との関係については、エックス線を直接水晶体に当てなければ悪影響はないと言われています。但し、症状の程度によっては増悪する可能性もありますので、念のため防護エプロンや眼鏡を装備したうえで、撮影されるとよいでしょう。

Ps:下顎の奥歯の骨は上顎の骨ほど複雑な形状をしておりませんので、CTを取らなくてもインプラントのオペが可能な場合もあります。白内障との関係も含めて、担当医とよく相談をしたうえで、治療を進められてはいかがでしょうか。

はじめまして長崎の堀内と申します。さて、お問い合わせの件ですが、白内障でいらっしゃるということですね。そして、下の奥歯にインプラントを計画されているということですね。たしかにCT撮影では水晶体は被爆に対する感受性が高いようですが、CT撮影なしでのインプラント処置のリスクを負うことになりますね。また、下の奥歯だけということでしたら下顎だけのCT撮影ということもできそうです。撮影も通常は1回の撮影で済みますので最小限度の被爆ですみそうです。また、歯科用のコンビームCTでは医科用のものに比較して1/50ほどの被爆ですみます。CT撮影なしでインプラント手術も可能な場合もありますが、やはり担当医の先生と十分にご相談される必要がありそうですね。

はじめまして、歯科医師の山内と申します。

どのようなレントゲン診査においてもレントゲン被爆は避けがたいものですね。ただしそのレントゲン診査より得られる情報もまたとても重要なものでもあります。より安全に正確に診断を進める上で必要なものでもあります。この点はご担当医様とよくご相談なさり、ご自身でもご納得であればCT診査をしていただくとよろしいと考えます。

また、最近普及の一途をたどる歯科用デジタルコーンビームCTは医科用として多く使われているヘリカルCTと比較すると随分低被爆にもなってきています。術野に合わせて撮影範囲も絞れますので下顎のみに照射していただくとよろしいのかと存じます。


実は以前のCTが現在ほど普及していない時代には私もCT診査無しのインプラント植立手術を施させていただいておりました。インプラント自体の進歩もあり問題はなかったのですが、その分骨を実際に私の目で直接見て手術を組み立てる必要がありましたので、今よりも大きな歯肉の切開及び剥離を伴うものでした。現在は、CTの情報によりインプラント手術自体が低侵襲にもなってきています。

下顎骨内には下歯槽神経などの侵してはいけない組織も存在していますので、できることならばCT診査を事前にしていただきたくも存じます。より安全にインプラント治療を受けて頂きたく筆を取りました。どうぞお大事になさってくださいませ。(東池袋山内歯科室 山内浩司)

goemon3さん、こんにちは。歯科医師の金田竜典です。

目も被爆しますが恐らく白内障には影響はありません。詳しくは眼科医にお尋ねください