対象:不動産売買
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結婚3年目で夫28歳、私38歳で共働きですが、夫は手取り15万円、私は派遣で10万円とギリギリの生活を送っています。
アパートの家賃は6万円で、どうにか今までは少しずつ貯蓄していました。
しかし最近、夫が営業の配属になり、お昼は毎日外食しなくてはならなくなり、家計はマイナスになってしまいました。
そこで、私は土日も働き始めたばかりです。
そんな状況では、子供をつくること、ましてや家やマンションを持つことなんてできる状態じゃないと諦めていました。
ところが、この間、私がパソコンを教えに行った農家の主婦の方から「この家は100平米あるんだけど、管轄地方裁判所別物件で300万円で買ったのよ。」と言っていました。
「え!家と土地で300万円ですか!?」とお聞きしたら「そうよ。高い物件ももちろんあるけど、裁判の物件だから普通より安く買えるのよ。入札だけどね。何故裁判になったかもちゃんと書いているから安心だし。あなた方も何年もアパート代払っているなら、そういうのも考えてもいいんじゃない?」と言うことでした。
そういう物件があることを初めて知りました。そこでお聞きしたいのですが、管轄地方裁判所別物件とは私達でも入札に参加できるのでしょうか。
また、ローンとかも組めるのでしょうか。
管轄地方裁判所別物件はなにかと問題があることが多いと親が言っていましたので、長所と短所も教えていただけるとうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
astraiaさん ( 宮城県 / 女性 / 38歳 )
回答:1件
競売物件についての注意点
ハッピーハウスの真山(さのやま)です。
今回の管轄地方裁判所別物件は、俗に言う「競売物件」のことだと思います。
一般の方でも、競売に参加して落札をすることは可能です。
また、一部の金融機関で融資を行っていないケースがありますが、
住宅ローンを組むことも可能です。
不動産の良し悪し等をきちんと見る目があれば、
良いものを破格の金額で入手することも可能です。
しかし、一般の方が取り扱った場合にトラブルになる
ことが多いのも事実です。
まず、一般的に競売物件は、落札まで建物の内部を見ることができません。
事前に物件を確認できる内覧制度もできましたが、
現状では機能していないのが実情です。
内部の確認ができないものの、落札後に建物に欠陥や問題があった場合は、
全て落札者の責任と負担において修理等が必要となります。
当初の想定よりもはるかに修理費用がかかる場合があります。
さらに、第三者の占有(居座り)や残置物等があった場合には、
その強制執行手続き等も落札者自身で行わなければなりません。
(勝手に処分をすると所有者から訴訟を受ける可能性もあります)
また、資金計画については、支払スケジュールが重要になってきます。
入札には保証金の納付が必要となります。
この保証金に関しては現金を用意しておく必要があります。
落札した場合、支払期限までに残金の納付が出来ない場合は、
保証金を没収されてしまいます。
1日の遅れも許されないので、金融機関とのスケジュールの調整が重要です。
以上、いくつかポイントを挙げましたが、
競売物件については不確定要素が大きいため
資金的に余裕がない方にはお薦めをしておりません。
不動産取引に慣れていない場合は、慎重に検討をした方が
良いと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです。
評価・お礼
astraiaさん
早々のご回答ありがとうございます。
やはり補償金等が必要なのですね。
また、不確定要素が大きいので、資金的に余裕がないと難しいということがよくわかりました。
それに、落札まで建物内部が見れないのはちょっとツライかもしれませんが、格安な物件のため捨てがたいとも思います。
急ぐわけではないので、これからの生活も考えてじっくり検討していきたいと思います。
詳しく教えていただき、本当に参考になりました。
重ねて御礼申し上げます。
回答専門家
- 真山 英二
- (神奈川県 / 不動産コンサルタント)
- 株式会社ハッピーハウス 代表取締役
正しい知識で安心して人生最大のワクワクを楽しんでもらいたい!
人生最大級の買物である不動産購入は、自分や家族が主人公でこだわりを実現していく「人生最高のエンターテイメント」と言えるのではないでしょうか。正しい知識と情報を身に付ける事で、安心してワクワクの不動産選びを楽しんでもらいたいと考えています。
(現在のポイント:-pt)
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