対象:住宅設計・構造
木造2階建、新築中ですが、ホールダウン(基礎から出ている長い棒)がなく不安です。
業者に確認したところ、構造計算書をくれました。
見たところ、耐力(kN)
6.4以下でコンパクトコーナー(性能試験適合品、短期基準引張力6.4kN)1つ。
12.8以下で同コンパクトコーナー2つ。
13.5以下でホールダウンコーナー(性能試験適合品、短期基準引張力13.5kN)1つ。
となっています。
全くの素人なので分からないのですが、10以上でホールダウンを使うと思っていたのですが12.8以下ならコンパクトコーナー2つでも大丈夫なのでしょうか?
ホールダウンは長い棒だと思っていたのですが最近はホールダウンコーナーと言うのもよく使われているのでしょうか?
とても不安です。
宜しくお願いします。
choko.さん ( 大阪府 / 女性 / 28歳 )
回答:1件
森岡 篤
建築家
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建物四隅
chokoさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
コンパクトコーナーというのは、L形の金物を、柱脚と土台に接合する金物です。
おっしゃるように、四隅コーナー廻りに1階・2階共に筋かいがある場合、通常は、コーナー柱下にホールダウン金物が必要となる場合が多いです。
計算上は、あるいはコンパクトコーナー×2で足りているのかもしれません。
しかし、
・土台を基礎に接合するアンカーボルトは、隅柱下に設置できないので、コーナーから離れ、土台の曲げを介して力が伝わる
・コンパクトコーナーは、木ねじによる表面的な接合で、貫通したボルトでの接合でなく、土台の端部では不安があること
これらから、おっしゃるように、少なくとも四隅は、柱の引張力をダイレクトに伝えるホールダウン金物の方が望ましいと思います。
それ程高価というわけでもなく、無理をしてホールダウンを使わない理由が良くわかりませんが。
とはいえ、基礎をもう打設してしまったということでしょうか。
ご心配でしたら、コーナー廻りを、実現可能で効果的な金物で、さらに補強することでしょう。
基礎打設後に正規のホールダウンを入れることはできませんが、ケミカルアンカーでホールダウン(アンカー長さを詰めて)を入れることが、ひょっとすると可能かもしれません。
参考にしていただけたら幸です。
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choko.さん
基礎打設後。4隅について。
2009/09/13 05:32回答ありがとうございます。
残念ながら、基礎打設後です。
終わった時点で、何かうちは長い棒が無いなーと思って気づいたのです。
業者に確認しましたが、計算上これで大丈夫。建築確認も済んでるし心配ない。必要ないのに入れてもバランスが悪くなる。と言われてもう棟上げまで終わってしまいました。
耐力12.8以下はコンパクトコーナー2つ、13.5以下でホールダウンコーナー1つという基準でされているので、4隅もコンパクトコーナー2つで足りてしまいます。(1カ所はホールダウンコーナーを使っています。)
心配ですが、棟上げまで終わってしまった今から出来る事はないですよね・・・?
何かアドバイスあればお願いします。
choko.さん (大阪府/28歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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