【第二新卒転職について】

ご自分のキャリアについて悩まれ、自分なりにいろいろ考えていらっしゃることはよくわかります。
ただ、客観的にみて社会人3年目で3社目の転職を考えるというのは、あまりにもサイクルが短すぎます。

私も新入社員で入社したての頃は「こんな所、すぐに辞めてやる」といつも思っていましたが、結果的にその会社には20数年勤務しました。これは決して妥協した訳ではなく、しばらく勤めるうちにいろんな人と出会って一緒に仕事をし、自分の経験も人脈も少しずつ増え、会社全体や業界の様子が良いことも悪いことも含めてわかるようになり、物の見方が少しずつ変わっていたのだと思います。何もわからない環境に飛び込むより、短所は多いが全体が見える、今与えられている環境を利用した方が効率的と考えた所もあります。結果的にはそのおかげで今自分なりの仕事をすることができています。やはり何か一貫した物を身に付けるためには、決まった環境の中で一定の期間が必要だと思います。

ご質問の方が置かれている環境がどんな状況なのか分からないので何とも言えない点はありますが、短期間の転職を繰り返すことで結果的に身に着くことが少なくなり、市場価値も下がり、逆に賞味期限切れになる危険性があります。本当に転職という手段が最適なのか、自分がうまくいかないのを環境のせいだけにしていないかはもう一度よく考える必要があると思います。

その結論が転職ならば、いろいろな所に相談しながら慎重に進めるということだと思います。

凄腕社労士 本田和盛です。

相談者の文面だけでは、相談者のキャリアプランや現在のスキルレベルが分かりませんので、人材紹介のエージェントを数件回って、自分自身の市場価値を判断してもらったらどうでしょうか?そもそも市場価値が無ければ転職できません。


エージェント回りをして自分の価値を冷静に判断することが適切な対応だと思います。エージェントは労働市場の代理人ですので、その評価を受けることで、労働市場での評価が分かります。


エージェントから紹介を受けることができるのであれば、市場価値があるということなので、転職したらよろしいと思います。市場価値が無ければ、転職はあきらめるしかありません。転職は自分の思いだけではできません。

なお相談者の場合は、転職を考える前に、自分自身のキャリアプランを考えた方がよろしいと思います。前職と現職とのキャリアの一貫性の無さや、今回転職しようと考えた理由などを見る限り、根無し草予備軍になっている気がしてなりません。

間違っても、現在の仕事をやめてから、就職活動をしようとは思わないことです。相談者のキャリアから考えて、これ以上ブランク期間を増やすと、まともな再就職はできません。