私は今記憶力の低さに悩んでいます。
例えば10分前の出来事がほぼ思い出せない。
思い出そうとしてもなにか頭の中にもやがかかった
ような感じになります。
判断力の低さも悩みで
人との会話も何も思いつかず
聞いたこともすぐに忘れてしまいます。
また、何か意見を求められても
頭の中が真っ白になってしまいます。
何をするにしても、人の半分も出来ない状態です。
現在大学編入の試験を受けるために勉強中なのですが
全く頭に入らず、大きな劣等感を感じ、悩み詰めて
こんなことも出来ないようでは死んだほうがよいのかと
思うこともあります。
半年ほど前、その頃は編入への勉強はまだ始めてないころですが
何をきっかけにかは分からないのですが、
急に頭の中がすっきりして
いろいろな判断が出来、またその時は記憶力は
今よりかは良かったと思います。
何か今まで点でしか考えられなかったことが
線として認識出来るような感じです。
その頃は、考えられることの喜びで
あまり気にはしていませんでしたが
常に軽い頭痛があり、
普段は少食なんですが、自分でも驚くくらい食欲が有りました。
しかし、その状態は長くは続かず
今は冒頭のような状態に逆戻りしています。
このように何かがきっかけで急に脳が働くことは
あるんでしょうか?
出来ればその状態の考えられる頃に戻りたいのですが
それは異常なことなんでしょうか?
また、冒頭のようなことは、普通のことなんでしょうか?
kazu-さん ( 滋賀県 / 男性 / 21歳 )
回答:1件
記憶力・思考力の低下は栄養バランスの乱れ等が原因か
ほんの10分前の出来事を思い出せない、人との会話もすぐに忘れてしまう、勉強した内容も頭に入らないという状態は、記憶の中でも特に短期記憶に関与する神経細胞の機能低下を示唆しています。
その一方で半年前や数年前、子供の頃の記憶はちゃんと残っているでしょうか。これらは長期記憶と言われ、短期記憶とは別の仕組みによって、別の神経細胞に記憶されます。この古い記憶が保存されていれば、短期記憶に限った障害として対策を立てることになります。
先ずは短期記憶が損なわれている原因を考える必要があります。お話の中で示唆に富むのは、半年前に記憶力や思考力が現在より良好な時期があって、その頃は食欲があったという点です。
逆にいうと、現在は半年前よりも食欲が落ちているということでしょうか。もしそうだとしたら、食欲が戻って食事からの栄養摂取が正常に回復すれば、ある程度は記憶力や思考力が現在よりも向上する可能性があることを表しています。
実際問題として、栄養バランスの乱れは記憶力や思考力といった重要な脳機能を低下させ、逆にその是正は脳機能の改善につながることが、内外の研究者、臨床家から報告されています。
具体的には、砂糖や甘味物、添加物の過量摂取は反応性低血糖を引き起こし、また野菜や果物の不足、極端な肉食の忌避は、ビタミン、ミネラル、アミノ酸不足から神経伝達物質の欠乏を招き、脳機能を著しく低下させます。
食事と並んで大切なのが「体温」です。人間の体温は通常36・5℃ですが、35℃台になると脳機能が低下することが証明されています。例えば毎日お風呂にしっかり入っているか、運動習慣があるかなどがポイントになります。
従って、先ずは食生活を中心としたライフスタイルの点検、改善が肝要かと存じますが、ご自身の生活を見廻してみて何か課題はないでしょうか。これらの改善をした上で、学習方法や学習環境を点検するという流れになるかと考えます。
回答専門家
- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
あなたの自然治癒力を引き出し心身の健康づくりをサポートします
病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング