対象:システム開発・導入
回答数: 3件
回答数: 3件
回答数: 2件
現在webシステムの発注先を検討しているところですが、リスクについて教えてください。
もしシステム開発を依頼した会社が倒産等の理由でシステム改修が継続してできなくなった時はどのように対処したらよいのでしょうか。
システム会社に聞いたら、システムの中身は見えるとは言われたのですが、別のシステム会社で改修はできるものなのでしょうか。
当然システム会社の技術レベルによるとは思いますが、技術のある会社を前提にして教えてください。
よろしくお願いいたします。
補足
2009/04/03 10:53以前のQ&Aを見ていましたら仕様書ば無くても改修できるという内容が記載されていました。
逆に言えば仕様書があればほとんど改修できると思ってよいのでしょうか。
タミさん ( 新潟県 / 男性 / 43歳 )
回答:3件
具体的な仕様書を作成してもらって下さい
リスクを最低限に抑えたいのであれば、まず詳しい(具体的な内容の)仕様書を作ってから開発に取り掛かるという手順を開発会社に徹底してもらう事です。
詳しい仕様書さえあれば開発業者が異なっても大差なくシステムを作りあげることが可能です。
(どこまで製品に違いが出ないようにするかも仕様書の書き方次第です)
ご質問のように「開発会社に万が一の事があった場合」でも、同じプログラミング技術がある会社なら仕様通りに続きの開発を進める事は簡単です。
仕様書は地図のようなものです。
地図がなければどんなに技術力のある会社でも何もできず、ユーザが目指す方向の確認からはじまり地図を作り直すとまで手戻りが発生します。
更にリスクを抑えたいのであれば、仕様作成(要件定義)と製造を別契約にする事をお勧めしています。
「詳しい仕様書」と「仕様通りのシステムを製造してもらう内容の契約書」さえあればトータルコストは変わらずに開発に関するリスクを抑えられますのでご参考にして下さい。
IT化支援ラボ 濱田
評価・お礼
タミさん
契約の仕方まで踏み込んだ回答ありがとうございました。
手間は若干増えますが、システムの開発については確実性が増しますね。
教えていただいた内容を考慮しながら発注作業をしていきたいと思います。
回答専門家
- 濱田 崇
- (神奈川県 / ITコンサルタント)
- 代表取締役
そのシステムは必要か?見積りは適正か?第三者の立場から助言
「金をかけたのに使えない」これらはシステムを導入した企業からよく聞かれる言葉です。致命的な問題を回避し、高いパフォーマンスが得られるシステムを導入できる手法を書籍でも紹介しています。お陰様で高い評価とご満足を頂いております。
伊藤 友紀
ITコンサルタント
1
システム構築の理想と現実
コードワークス株式会社の伊藤と申します。
いきなりですが、コンピュータシステム(Webシステムも含みます)は理想的には、
・概要仕様書
・詳細仕様書/設計書
・全ソースコード一式
・導入方法などのドキュメント
・運用方法などのドキュメント
・などなど・・・
などがきちんと揃って作られており、これらのドキュメントがあるから、基本的には作った業者ではなくても、保守・メンテナンス・改造は可能である、と言われています。
しかし、現実はかなり違い文章では書き表せていない細かい仕様や、担当者ベースで決定されたさらに細かい仕様・要望などが存在します。
これらの謎の多いシステムの改修を、技術力のある会社であればやってくれますが結果として、多大なソースコードの読み直しなどが発生するので、時間とコストがかかる事は避けられないと思います。(弊社でもソースコードと怪しい英文ドキュメントしか存在しないシステムを改変依頼などを受けたことがあります)
安くやるよ、と言ってくれる会社さんもあるかもしれませんが、ではどのような作業を行ってくれるのか?きちんとご確認されるとよいかと思います。
今回のご相談では、これから発注されるとの話ですので、まだその先が見えているわけではありませんが、リスクについて真剣にお考えであれば、少なくとも最初に記載した書類の提出は最低限お願いしておくべきでしょう。また、発注側としても、作成段階での仕様の変更、修正などどのようなやりとりが行われていたかの記録をきちんととっておきましょう。
そうすれば少なくとも、もし別の会社さんに改修を頼むとしても、より少ないコストと早い対応をしていただけるのではないでしょうか。
もちろん、はじめに発注される会社さんが元気でいてくれるのが一番でしょうが。
補足
*追記させていただきます。
もちろん仕様書など書類が無くても可能ですが・・・時間とコストがかかることとなります。
場合によっては、あまりにも不明点が多いから、作り直しという事にもなります。
システムの規模にもよりますが、仕様書そのほかの書類はあったに超したことはありません。しかし、無ければ無いで、最悪作り直しをすることで、改修・または改変の代わりとすることは可能かと思います。
評価・お礼
タミさん
ご回答ありがとうございます。
システムの改修ができることが分かり安心できました。
リスク回避の為に仕様書の作成と変更履歴の管理をしていきたいと思います。
井上 みやび子
Webエンジニア
-
耐用年数を考えて業者選択を
はじめまして。ウェブウェア・オルグの井上と申します。
技術的な観点で言えば、よっぽど独特な技術を利用したシステムでない限り他社でも改修はできます。
ただし「妥当な費用と期間で」という事になると色々な条件が関わってきます。
仕様書もない場合はまず見積をするのに調査のための工数がかかりますので予算感が全く見えずに入口でお断りしてしまう場合があります。(改修をご依頼される側からしても、「引き受けられるかどうかを見極めるためにまずいくら」と言われてもおそらく発注しにくいですよね。)
あとは、前任・後任の会社が似たような技術をもち、同等のレベルの開発に対応可能である事などもポイントになってきます。ある程度技術がないと他社が作ったものの改修ができませんが、前任の会社に比べて後任の会社のレベルがあまりにも高すぎると、逆にまた改修ではなく全部作りかえのような対応しかできなくなってしまいます。そういった事を見極めるためにも、仕様書は重要な判断要素になります。
いずれにせよ、
・他社が作ったものをまず理解し
・場合によっては不慣れな方法での改修を行う
ので、開発業者を変える場合ある程度のコスト追加はやむを得ません。
まずはシステムの耐用年数とその会社の実績や継続年数などを量りにかけながら、そのシステム利用中はお任せできそうな構築業者をご選択されるのがよいかと思います。
その上で、担保として開発者向けの仕様書を作成していただくとよいでしょう。ただし仕様書作成はコーディングより手間がかかると言われていますので、あまり細かいものを要求すると見積が高くなってしまいます。「万一の時に開発を他の業者に頼めるように」や「機能追加を検討する経営者向け資料として」など、目的を合わせて作成を依頼するとよいと思います。
ご参考になれば幸いです。
小規模 Web システム開発 ウェブウェア・オルグ
評価・お礼
タミさん
仕様書があれば他社でも改修できることがわかり安心できました。
一言で仕様書と言っても目的が明確でないと作りにくいようですね。
今回のアドバイスを参考にシステム会社と仕様書の要求レベルを確認していきたいと思います。
ありがとうございました。
タミさん
仕様作成と製造を別契約のメリット
2009/04/03 14:54濱田さまアドバイスありがとうございます。
最後に書かれていた内容のメリットが分からないので、お手数ですが再度教えていただけないでしょうか。
>更にリスクを抑えたいのであれば、仕様作成(要件定義)と製造を別契約にする事をお勧めしています。
これは1つの契約の中に仕様書を入れることとどのように異なるのでしょうか。具体的な例でご説明いただけると助かります。
タミさん (新潟県/43歳/男性)
(現在のポイント:13pt)
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