対象:住宅検査・測量
築50年経つ農家2階建て60坪の実家を平屋35坪へ建替える予定で工事を進めており、もともと周辺は山林地区で、ゴルフ場が隣接しております。
今まで地震が来ても壊れる事もなくきましたが、解体後に地盤調査をし先日結果が出たと、施工会社より連絡があり、当初「布基礎」で施工を予定でしたが、結果では、【「ベタ基礎」へ変更すれば地盤改良工事をしなくても良い】との事で地盤改良費用が不要になる代わりにベタ基礎様の費用が追加になりました。
まだ、結果表を見てはおりませんが、昔の建物の状況で何の問題もなく過ごしていましたのに、なぜ平屋で半分の建物になるのに基礎変更になるのかが、腑に落ちません。
又、地盤調査を依頼しているのは、当然施工会社ですが、結託しているとのでは?と、少々疑っております。
そんな事は無いと思いますが・・
そんなものなのでしょか?
midomidoさん ( 千葉県 / 女性 / 39歳 )
回答:3件
地盤調査について
こんにちは
木造住宅など新築時の地盤調査は平成12年に法律で義務化されました。
この法律とは平成12年告示第1347号
地盤の長期許容応力度別に基礎を選定することを定めています。
簡単な説明ですが
布基礎は30K/平米 以上
ベタ基礎は20K/平米 以上 です。
ただ、住宅で一般的に行われれるスウェーデン式調査の場合
判断は一様ではありません。過剰ぎみに判断するか甘く判断
するかは人によって違います。
現在住宅は構造部分において建築した業者は10年間の
瑕疵担保責任を負わないといけません。
地盤は保証外ですが沈下により建物がかなり傾けば
基礎や躯体の瑕疵となり責任を負わないといけません。
そのこともあり業者側は慎重になります。
業者を信用することは大切ですが
実際、結託するようなこともないとは限りません。
調査結果にもとづいた根拠を出してもらい説明を受けるか
セカンドオピニオンのように他の建築士の意見を求める
など行うことも良いでしょう。
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地盤調査について
Midomido様
はじめまして、不動産コンサルティング会社、アドキャストの藤森と申します。
ご質問いただきました件ですが、他の回答者様と同じような内容にはなりますが、
地盤調査に関しては、平成12年の建築基準法改正で、地耐力に応じた地盤改良が
必要となり、また、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)による、
資力確保の為の供託や保険加入に地盤調査や地盤改良が必要となりました。
そのため、50年前では不要だった地盤の調査や改良でも、現在では行われるように
なっております。
但し、Midomido様が危惧される通り、調査データを改ざんし、不要な改良を
勧める業者も稀にあると聞きます。
また逆のケースでは、経費削減の為に必要な長さの杭を使わないなど、ニュースで
取り上げられることもあります。
尚、一般的な戸建て住宅でよく行われる調査に、スウェーデン式サウンディング試験が
あげられますが、試験結果からN値を換算するため、依頼する業者や調査員の経験値、
知識レベルで誤差がでやすいのも事実です。
このため、改ざんの意識がなくても、不要な改良を行ってたり必要な改良が出来て
いないことも考えられます。
どうしても調査会社に信用がおけないようでなれば、セカンドオピニオンも
選択肢として必要かもしてません。
地盤調査・地盤改良について、月並みな説明となってはおりますが、
不安の緩和に役立つアドバイスであれば幸いです。
以上、ご参考になりましたでしょうか。
アドキャスト:http://ad-cast.co.jp/ 藤森哲也
回答専門家
- 藤森 哲也
- (不動産コンサルタント)
- 株式会社アドキャスト 代表取締役
将来必要なお金を把握せずに、家を買うのって怖くないですか?
売ってしまえば終わり・・・になりがちな不動産業界の現状に疑問を抱き、不動産購入には欠かせないお金の勉強をスタート。FP資格を取得。住宅購入に向けての資金計画、購入後の人生設計までトータルにサポートする「一生涯のパートナー」を目指しています。
(現在のポイント:-pt)
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