対象:住宅設計・構造
お世話になっております。
「日当たり」では、参考になる数々のご意見、ありがとうございます。
トップライトや中庭案等で、1階が真っ暗にならず、光が差し込むことは良く解りました。
ただ、子供がおりますので、「生活に支障のないお洒落な明るさ」ではなく、「元気に生活できる光があふれる明るさ」が欲しいのです。
多少全体的な明るさが物足りなくても、部分で光が強く差し込んでいるのは、とてもお洒落で素敵で個人的には大好きなのですが、小さな子供がおりますので、健康的な明るさが欲しいのです。
そして、リビングを中心に生活することが希望です。
その為には、2階リビングにすることが一番効率的なのでしょうか?
一点、2階リビングを懸念するのは、1階に子供部屋を置いてしまうと、結局はリビングを通らず、1階の玄関から即自分の部屋に入ってしまうのではないかという点です。
男の子が2人なので、ゆくゆくはリビングにいる時間はほとんどなく、個々の部屋に入ってしまうのかと思いますが、極力それは避けたいので、なんとかリビングを取らなければ個々の部屋に行くことが出来ないような設計にしたいのです。
2階リビングにした際にも、リビングを通ってから1階の部屋に行くという設計は可能なのでしょうか?
それは効率が悪くなるのでしょうか?
2階リビングにした際には、
1階 主寝室、子供部屋、トイレ
2階 リビング、バス、トイレ
となるのでしょうか?
水周りを2階に持っていくことは心配ないのでしょうか??
再度の質問となりますが、宜しくお願い致します。
ayasyoryuさん ( 千葉県 / 女性 / 35歳 )
回答:4件
社会福祉的考え方ですが
はじめまして
やすらぎ介護福祉設計 斉藤と申します。
前回のご質問に参加しそびれましたので、第二段でお邪魔いたします。
ayasyoryuさんが最も危惧されておられるのは、お子さんとのコミュニケーション(部屋への動線)ですね(^^)
私はお子さんが巣立ち、ayasyoryuさんご夫妻が老後もお住まいになられることを考えて、1階に主寝室と水周り(DKも)を配置し、2階にリビングと子供部屋を配置されることをオススメいたします。
2階の子供部屋からはリビングを通じて、トイレ・DK・お風呂へ行くのでお子さんの状況が分かりますし、1階でご夫妻がお年を召されてからも生活動線は成り立ちます。
ホームエレベーターを導入すれば老後も2階を有効利用できます。
いつも笑い声が聞こえる明るいお住まいができるといいですね。
ご参考まで
回答専門家

- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
スキップフロアという手も・・
アトリエ137の鈴木です。木や珪藻土といった自然素材を大切に使ったモダンデザインの住宅を手がけています。
実際の敷地を拝見していませんので、お答えしにくところがありますが、住宅地に建つ家でのリビングへの採光を確保する方法としては、お話に出ている吹抜やトップライト、2階リビングがありますが、それともうひとつ、スキップフロアによる解決の仕方もあるかもしれません。
ただ考え方の手順としては、面積的な効率や子ども室との関係から吹抜やトップライトによってプランニングを進めていくの一般的かなと思います。採光も確保できますし、子ども室との関係もつくれます。
2階リビングの場合、ロフト的な空間を使って、子ども室とリビングとの関係をつくることも考えられますし、玄関との間の取り方など、2階とのつながりをつくる方法もあると思います。例えば、ロフトを就寝スペースにして、勉強はリビングにつなげたり。キッチンから玄関を覗けるとか。1階:主寝室、浴室、2階:LDK、勉強スペース、ロフト:就寝スペースという感じでしょうか。
最後に残る方法として、うまくスペースが取れれば、スキップフロアによる解消の仕方もあると思います。この場合、玄関は中2階とします。そこからリビングへとアプローチ→子ども室へといった具合に家の中を回遊していくようなイメージでしょうか。あるいは子ども室からリビングへでも。どちらにしても階層のずれを使って子ども室とリビングの関係をつくることができると思います。半階あがる高さのずれを利用して、駐車場をとることもできますし、主寝室以外の間仕切りをゆるくすることで、半階あがった北側の部屋への光の送り方も考えられるかもしれません。
文章ではなかなか説明しにくく、分かりにくいと思います。
ぜひご相談ください。
http://www013.upp.so-net.ne.jp/atelier137/
添付写真は、住宅地での吹抜の採光やロフトとリビングの関係を撮ったものです。
回答専門家

- 鈴木 宏幸
- (建築家)
- アトリエ137
シンプルでナチュラル。気持ちのいい空間を創ります
家は明るく、楽しく、気持ちよくが一番です。より豊かで快適な生活を楽しむための家づくり。住まい手の生活スタイルや敷地の周辺環境を生かした空間づくりを心がけています。「やさしい空間の中に、凛とした空気を感じる」と感想をいただきます。

森岡 篤
建築家
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1階リビング案、2階リビング案共に考えられる
ayasyoryuさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
前回の敷地ということでよろしいですね。
まず1階リビング案についてですが、
ayasyoryuは少し誤解されているかもしれませんが、吹き抜け付きリビングにした場合、「1階が真っ暗にならず、光が差し込む」のでなく、サンサンと明るいリビングが可能です。
写真は、敷地はもう少し広いのですが、同じ北道路の正方形敷地に建つ家で、南側には2階建てが建っています。
南側外壁の日当たりの様子と、吹き抜けリビングの明るさがわかると思います。(写真用に照明を点けていますが全く不要)
吹き抜け2階の窓(ハイサイド)は、晴れていれば常に日が当たるので、ここからたくさんの日照が得られ、ブラインドでコントロールして、部屋中明るくする事ができます。
さて、2階リビング案もいい案ですね。
メリットは、明るいことの他、天井を屋根なりにつくることで、高く自由な形状にすることができることです。
1階は個室が多く、耐震壁が取りやすいのですが、将来を考え自由度を残しておく必要があります。
問題点はおっしゃるように、リビングを通らず個室に行けることが挙げられますね。
私も子供部屋へは、玄関からリビングを通る動線が良いと思います。
解決案は、玄関を2階に設けることが考えられます。
1階の個室に、外部に出入りできる窓があるでしょうから、直接出入りを完全に防げるわけではありませんが、玄関-リビング-子供室の動線となり、玄関へはドラマチックな階段も可能と思います。
2階にバスは十分可能ですが、バスは本来個室エリアにある方が使いやすいので、1階案もあると思います。
参考にしていただけたら幸です。

安井 正
建築家
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建ぺい率40%なら1階リビングがおすすめ
ayasyoryuさんこんにちは。
確か前のご質問では建ぺい率40%でしたよね。
それならば、1階リビングが私としてはおすすめです。
庭やデッキテラスなど、生活の中心であるリビングと外部スペースとを
一体的、連続的につかえるようなプランをつくることで、
小さなお子さん、ましてや男の子ならば元気に走り回ることが出来て
たのしいでしょう。
2階リビングは、狭小地であったり、通風採光上かなり厳しい条件の土地では
有効ですが、そうでない場合は1階リビングの方が加齢後の生活などを考えると
1階リビングを優先的に考える方が良いと思います。
2階に浴室などの水回りがあることは、FRP防水などの技術が発達していますので、
問題ないと思います。ただし浴室の真下が寝室だったりすると生活時間のズレから音の問題が出てくる場合があるので、配管や天井内の防音対策には配慮が必要です。
「健康的な明るさ」をもとめるお気持ち、
私も小さな子供の子育て中なのでよく分かります。
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