新規住宅ローンの選択について

おはようございます。
株式会社FPソリューションの辻畑と申します。

住宅ローンの種類は大きく分けて変動金利と固定金利の二つしかありません。
変動金利の特徴は、6ヶ月に1回金利が見なおされ、5年に1回返済額が見直されます。ということは金利が上昇するといくら返済しても残債が減らない可能性もあります。よって、今のような経済情勢で選択すると金利上昇リスクを抱えます。ただし、5年ぐらいで完済できる余裕のある方は、変動金利のほうがいいかもしれません。
固定金利は、ローン実行時の金利が固定期間中変わらないというものです。たとえば返済期間が35年で固定期間が5年だと5年間は金利が変わりません。5年後にそのときの金利が適用になります。

しんたろうさんの場合には、今後の繰上げ返済計画によっても変わってきますが、借り入れ額が1300万円ですので10年固定金利ぐらいでもいいかもしれません。ただし、10年後の金利上昇が何パーセントまで家計が耐えられるかの検討が必要でしょう。または、安全をみてもう少し長期で金利を固定してもいいかもしれません。

最後に戸建を建てる時の注意点ですが、通常注文建築の場合には、契約時、着工時、上棟時、引渡し時にお金を支払います。そのお金がない場合には、つなぎ融資を組みます。よってつなぎ融資を組んでくれる金融機関から借りることになります。

そのほか、注文住宅の場合には予定外の出費が出てきます。建築関係でも少しお金を残しておいたほうがいいでしょう。金額については、建築会社との打ち合わせ状況によります。

しんたろうさんへ

はじめまして、個別相談専門のファイナンシャル・プランナーとして活動しています、渡辺と申します。

『35年ローンで利子分が大きくなるのはやむを得ないのでしょうか。』につきまして、住宅ローンを組む場合、ほぼ毎年のように繰り上げ返済が可能ということでしたら、早期完済を目指すことになりますので、たとえ途中からローン金利が変わっても、適用金利が低くて済む『変動金利』や『短期固定金利』で住宅ローンを組むことになります。

この場合とは逆に、繰り上げ返済はせいぜい3年に一回程度ということでしたら、早期完済とは行きませんので、多少ローン金利が高くなっても『長期固定金利』にすることで、途中から金利が上がり毎月の返済額が増えたりしませんので、将来のマネープランが立てやすくなります。

よって、しんたろうさんはどちらに該当するのかで、選ぶようにするとよろしいと考えます。

住宅ローンにつきましては、返済期間が長期になりますので、将来見込める収入やお子様の教育資金をはじめとするライフイベント資金のことも考慮に入れて、決定するようにしてください。

以上、ご参考にしていただけますと幸いです。
リアルビジョン 渡辺行雄